
■第31回全日本スキー選手権大会(4日、⻑野県・栂池高原スキー場)
スノーボードのスロープスタイルとビッグエアの全日本選手権が開幕し、この日はスロープスタイルが行われビッグエア世界王者の長谷川帝勝(19、STANCER)が初優勝を果たした。
予選を2位で通過した長谷川は決勝の1本目、4つのキッカーのうち3つ目のキッカーで“スイッチバックサイド1260”を披露。最後のキッカーではキッカー自体を全部越える(全越え)で観客を沸かせた。長谷川は1本目で計85.90点をマークし、2位の宮村結斗(19、ムラサキスポーツ)の80.04点に差をつけトップに立った。
2本目は2つ目で“バックサイド1260”、3つ目でスイッチバックサイド“1260”で自身の得点をさらに越え、88.68点でトップをキープ。逆転で全日本初の頂点に立った。試合後は「2本目は1本目で点数が出たので、魅せながら、リラックスしながらやろうと思っていて、それが出来て結果的に点数を更新することが出来て嬉しい」と振り返った。
大会前に「全国制覇したい」と意気込んでいた長谷川。有言実行した形となり、「どの大会でも1位になるのは気持ちいい」と笑顔を見せた。
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スロープスタイルは人工アイテムを演技をしながら滑り降りる採点競技。選手は自身でアイテムを選択したジブトリックと進行方向や回転方向に変化をつけたジャンプトリックを組み合わせて滑走する。
【男子スロープスタイル 結果】
優勝 長谷川帝勝(19、STANCER)88.68点
2位 宮村結斗(19、ムラサキスポーツ)80.04点
3位 北山博仁(14、アイ・テック) 78.92点