リーグでの対戦成績は互角…シメオネ監督、今季3度目の“マドリード・ダービー”へ「決め手はディテール」

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2025年03月04日 18:51  サッカーキング

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前日会見に出席したシメオネ監督 [写真]=Getty Images
 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリード戦に向けた前日会見に出席した。3日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 CL・ラウンド16で“首都決戦”が実現した。新フォーマットが適用された今大会で、リーグフェーズを6勝2敗の5位で終え、ノックアウトフェーズにストレートインしたアトレティコ・マドリード。そして、悲願のビッグイヤー戴冠に向けた“第2関門”の最初の対戦相手は、プレーオフフェーズを勝ち上がったレアル・マドリードとなっている。

 同大会での“マドリード・ダービー”と言えば、過去に2度に渡ってファイナルで実現したことが印象深いだろう。アトレティコ・マドリードにとっては、どちらとも宿敵に夢を打ち砕かれた苦い歴史の一部となっているが、シメオネ監督は「我々は偉大なライバルに対して、最大限の敬意を表している。過去の試合は何も意味を持たない。マドリードという街にとっても、スペインにとってもスペクタクルな試合となるだろう」とし、「我々も楽しみなんだ。とても重要な試合であり、多大な敬意を払いつつも、これから起こることすべてに備えはできている」と大一番に向けた心境を明かした。

 シメオネ政権13年目となる今シーズンは、2億ユーロ(約325億円)以上を費やした夏の大型補強に始まり、ラ・リーガで優勝争い、コパ・デル・レイでベスト4進出、CLでノックアウトフェーズにストレートインと安定した成績を収めている。ここ数シーズンはマンネリ化からの脱却に試行錯誤していた中で、原点(4バック)に立ち返ることで好不調の波を抑えることに成功した“チョロ”は「アトレティコでの初日のように、とても興奮している。クラブの価値や歴史を尊重しながら、ヨーロッパの重要な地位にまで導くことを楽しんでいるよ。このクラブは今、素晴らしい時代を過ごしているね。だからこそ、可能な限り最高の形で競争しなければならないし、実際に我々はそれを示せていると思う」と口にした。

 その上で、シメオネ監督はスペインサッカー界におけるアトレティコ・マドリードの立ち位置に言及した。就任以降、2度のラ・リーガ優勝を筆頭に計8タイトルをクラブにもたらした他、チャンピオンズリーグ常連の仲間入りを果たすなど、クラブが“スペイン3強”と称されるほどの飛躍に寄与した指揮官は、レアル・マドリードとバルセロナに肩を並べるかと問われると、「私は彼らの歴史を尊重し、常に重要な地位にいると考えてきた。一方で我々は、まだ純粋に成長を続けていると言えるだろう。でもそれは、とても素晴らしいことだ」と見解を示している。

 今シーズンのラ・リーガでの対戦成績は、2試合とも1−1と互角。「このレベルの試合は細部に満ちている。我々はすでにマドリーを知っているし、彼らだってそうだ。(勝負の)決め手はディテールとなる」と微に入り細を穿つことを強調した、シメオネ監督が率いるアトレティコ・マドリードは、敵地でのファーストレグで先勝を挙げることができるのだろうか。

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