Appleが3月4日(現地時間)、A16チップを搭載した第11世代となる10.9型の「iPad(A16)」を発表、3月12日から発売する。従来の第10世代の発売から約2年5カ月ぶりの新モデルとなる。
価格は2024年5月に改定されたのと同じ5万8800円(Wi-Fiモデルの場合/Wi-Fi+Cellularモデルは8万4800円〜)からとなるが、ストレージ容量は128GB/256GB/512GB(従来は64GB/256GB)になったので、その分お得感は増している。
●Wi-Fi+CellularモデルはeSIM対応のみに変更
搭載するSoCは前モデルのA14 Bionicチップ(6コアCPU/4コアGPU/16コアNeural Engine)からA16チップ(5コアCPU/4コアGPU/16コアNeural Engine)に強化された一方で、カラーバリエーションはこれまでと同様、ブルー/ピンク/シルバー/イエローの4色となる。
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ボディーサイズもこれまでと変わらず、約248.6(幅)×179.5(奥行き)×7(厚さ)mmで、重量はWi-Fiモデルが約477g、Wi-Fi+Cellularモデルが約481gとなる。
10.9型のLiquid Retinaディスプレイ(2360×1640ピクセル)は500ニトの輝度を持ち、ホワイトバランスを自動調整するTrue Toneにも対応している。約1200万画素のインカメラ/アウトカメラ共にスペックは前モデルを踏襲しているが、スマートHDR 3→スマートHDR 4対応となった。
無線LANのWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)も共通だが、Bluetoothは5.2→5.3となった。また、Wi-Fi + CellularモデルではeSIM対応のみとなり。4x4 MIMO対応5G(sub-6 GHz)/4x4 MIMO対応ギガビットLTEとなって5G NRの対応バンドが増えている。
細かいところでは、USB Type-C端子はUSB 2.0のままだが、外部ディスプレイ出力が従来の4K/30Hzから4K/60Hz対応となり、バッテリー容量も28.6Wh→28.93Whとなった(バッテリー駆動時間は最大10時間と変わらない)。iPadOSのバージョンは18だ。
付属品も約1mのUSB Type-Cケーブルと出力20Wの電源アダプターとなっている。
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