不登校になった理由は? 「誰とでも仲良く」意識しすぎて限界に…… ある30代女性の記憶

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2025年03月05日 06:10  キャリコネニュース

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学校生活に息苦しさを感じた時は、場合によっては行かないことを選択するのもアリだろう。学校に行かないことで気づくこともあるかもしれない。

投稿を寄せた30代女性(事務・管理/年収450万円)は、自身が小学校の頃に不登校になり、その後登校を再開するまでの経緯を語った。(文:國伊レン)

合わないものは合わないし嫌いなものは嫌いでいいし、だから自分の好きなように生きればいい」

女性は小学生の頃、学校から教えられた「誰とでも仲良く」というルールを守ろうと努力していた。だが、その弊害で「好きではない人にも気をつかいすぎて気疲れ」してしまい、欠席することも多々あったそうだ。

「私は好きではない他人とも当たり障りのない対応をしていたので、露骨に態度や口に出して空気を悪くする人が理解できずストレスになっていました」

クラスには「仲が良くて好きな友だち」もいたが、一緒にいて疲れる人とも愛想よく接するストレスは日々蓄積していった。そして小学校4年生の頃、突然

「全部が嫌になって『学校に行きたくない』と両親に言ってそのまま不登校になりました」

家族からすれば驚きもあっただろうが、両親や兄弟は登校を急かすことはせず、今まで通りの態度で接してくれたという。一方で、病院に連れていかれた事があるそうで、女性の心身をとても心配していたようだ。

学校に行かない生活は、平日に外を自由に出歩く罪悪感はあったが「私がいつ何をしていても思っていた以上に他人は気にしていない」と気づくきっかけになった。そしてそれは、考え方を変える転機になった。

「わざわざ敵対する必要はないけれど、合わないものは合わないし嫌いなものは嫌いでいいし、だから自分の好きなように生きればいい」

悩みが吹っ切れた女性は、その後「同じクラスの人たちからの手紙が来た」ことを機に投稿を再開したそうだ。学校生活で溜まったストレスが爆発する事も無くなったという。

「思い返せば今で言うHSP気質(編注:感受性が強く敏感な性質の人)だったのかもしれません。 不登校期間は半年未満くらいだったかと思います。それ以降は普通に学校に通ったので就職等には影響はありません」

もし我慢して学校に通い続けていれば、自分の好きに生きれば良いと気づくのはもっと先になっていただろう。自分の心に正直になる瞬間は、人生を好転させるチャンスなのかもしれない。

※キャリコネニュースでは「不登校だった人」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/IQP8OE1I

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