
物価や社会保険料が高騰している今、自分の年収に満足している人はどれくらいいるのだろうか。金融機関でデータ処理の仕事をしている40代女性(事務・管理)は、年収230万円。
「全く満足できない。業務量が多く、基本的に毎日がパンパン」
と、年収だけでなく仕事に対しても愚痴をこぼしている。(文:林加奈)
「年収350万円であれば続けられたかもしれない」
女性はこう続けている。
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「当日締め切りの案件がほとんどで、種類も多く当日に別部署からまわってくる為、30分刻みで次々に積み重なっていく状態。こんなに忙しくて、金融関係のためミスも許されない業務なのに、年収230万(手取り15万)は無理」
つまり、収入と業務内容が見合っていないと主張している。納得できる年収はどれくらいかという問いに対しては、
「年収350万円(手取り23万以上)であれば続けられたかもしれない」
と回答。さすがに手取り10万円台は耐え切れなかったようだ。今の仕事は「3月末で辞めます」と付け加えた。
子ども4人を育てる40代男性「満足ではないが、致し方ないかという感じです」
一方、用者支援の仕事をしている40代男性は、現在の年収が350万円。「満足ではないが、致し方ないかという感じです」と、妥協した様子を見せる。
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「物価高騰の影響もあり、子ども4人を育て、住宅ローンや車のローンの支払い等が大変です。扶養家族が多いので公的配慮や子ども手当もあり、ご飯が食べれないほどの困窮はありません。今の職場は休みがとりやすく、幼子はすぐに熱を出したり、感染症にかかると出席停止になったりとしてもすぐに休めるのが救いです」
年収が350万円でも、子どもが4人いることで補助金などの制度が活用できるところは興味深い。子どもが体調を崩したときも休みを取りやすいことから、転職は考えていないようだ。納得できる年収について聞くと
「上を見ればきりがないので、年収400万円あれば多少楽になるかもしれません」
と、謙虚につづっていた。
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