決勝弾を挙げたブライム・ディアス [写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグが4日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とアトレティコ・マドリード(スペイン)が対戦した。
リーグフェーズで5勝3敗を記録し、勝ち点「15」の11位でプレーオフに進んだレアル・マドリード。マンチェスター・シティとの大一番を制した前回大会王者は、通算16度目の“ビッグイヤー”獲得に向けてラウンド16へと駒を進めた。対するは、リーグフェーズを6勝2敗の5位で通過したアトレティコ・マドリード。同じ街に本拠地を構える両クラブの“マドリード・ダービー”が『サンティアゴ・ベルナベウ』で開催された。
試合は開始早々の4分にレアル・マドリードがスコアを動かす。ミドルブロックを敷く相手にポゼッションを行い、左から右に展開してアトレティコ・マドリードを揺さぶる。ハーフライン右でボールを持ったフェデリコ・バルベルデが縦にスルーパスを出すと、マーカーを振り切ったロドリゴがボックス内に侵入。カットインしながら左足を振り抜き、立ち上がりからホームチームが先制弾を挙げた。
リードを許したアトレティコ・マドリードだったが、時間の経過とともに少しずつ主導権を掌握。すると、32分にゲームを振り出しへと戻す。パスを繋ぎながら相手をハーフコートに押し込み、左サイド深くでボールを受けたハビ・ガランがペナルティエリア左脇にスルーパス。流れてきたフリアン・アルバレスがエドゥアルド・カマヴィンガを突破してボックス内に運ぶと、角度の小さいエリアで右足を一振り。強烈なコントロールショットがゴール右上に吸い込まれ、アウェイチームが同点に追いついた。
そんななか、55分にブライム・ディアスが圧巻の個人技で勝ち越し弾をマークする。バイタルエリアでボールを引き出したB・ディアスが左サイドで待つヴィニシウス・ジュニオールに散らし、ワンタッチでボックス左角のフェルラン・メンディにパス。走り込んできたB・ディアスに繋ぐと、細かいタッチでマーカーを翻弄する。巧みな個人技で狭いエリアを攻略しながら右足でシュート。ファーに流し込んでレアル・マドリードが再びリードを奪った。
結局、そのまま試合は2−1で終了。主力であるジュード・ベリンガムを出場停止で欠いたレアル・マドリードだったが、ファーストレグで勝利を収めてアドバンテージを確保した。セカンドレグは12日に開催される。
【スコア】
レアル・マドリード 2−1 アトレティコ・マドリード
【得点者】
1−0 4分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
1−1 32分 フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード)
2−1 55分 ブライム・ディアス(レアル・マドリード)