PSVに大勝を収めたアーセナル [写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・ファーストレグが4日に行われ、PSV(オランダ)とアーセナル(イングランド)が対戦した。
リーグフェーズで6勝1分1敗を記録し、勝ち点「19」の3位で決勝トーナメントに駒を進めたアーセナル。新フォーマットとなった今大会はラウンド16へのストレートインを逃すビッグクラブが複数発生したものの、アーセナルは順調にポイントを積み上げてリーグフェーズを突破した。対するは、ユヴェントスとのプレーオフを制してラウンド16進出を決めたPSV。両国を代表する強豪クラブが『フィリップス・スタディオン』で激突する。
試合は18分にアーセナルが均衡を破る。細かくパスを繋ぎながらPSVをハーフコートに押し込み、左サイドに張るレアンドロ・トロサールへと展開。対応した2枚のマーカーのギャップを通してボックス内へ繋ぎ、デクラン・ライスが反転しながら左足でクロスを送る。大外で待つユリエン・ティンバーが打点の高いヘディングで合わせ、アウェイチームが先制に成功した。
さらに3分後、敵陣内でボールを持ったガブリエル・マガリャンイスが左サイドのトロサールにパス。ドリブルで複数の相手選手を引きつけながら、ポケットに走り込むマイルズ・ルイス・スケリーにボールを送る。細かいタッチでキープしつつ、左足でゴール前に折り返しを供給。ディフェンダーに当たったボールをイーサン・ヌワネリがニアで詰め、アーセナルがPSVを突き放した。
31分にはアーセナルがリードを拡大。敵陣右サイドでのボール奪取からショートカウンターに転じ、ドリブルで運んだティンバーがペナルティエリア内にパスを出す。一度は相手にカットされたものの、こぼれ球をめぐりボックスの中で混戦が発生。PSVのライアン・フラミンゴがバックパスを出すが、インターセプトしたミケル・メリーノがゴール至近距離で左足を一振り。冷静にネットを揺らして3点目を挙げた。
43分にPKで1点を返されたアーセナルだったが、後半も攻撃陣の勢いは止まらない。開始早々の47分にヌワネリがドリブルで縦に仕掛け、クロスがGKのディフレクトを誘発。最後はマルティン・ウーデゴールが流し込んで4点目を獲得。1分後には鮮やかな崩しからトロサールが得点を決めて5点目を奪う。
以降も攻撃の手を緩めないアーセナルは73分にウーデゴール、85分にリッカルド・カラフィオーリが追加点をゲット。結局、そのまま試合は7−1で終了し、ファーストレグで大勝を収めたアーセナルが大きなアドバンテージを確保した。セカンドレグは12日に開催される。
【スコア】
PSV 1−7 アーセナル
【得点者】
0−1 18分 ユリエン・ティンバー(アーセナル)
0−2 21分 イーサン・ヌワネリ(アーセナル)
0−3 31分 ミケル・メリーノ(アーセナル)
1−3 43分 ノア・ラング(PK/PSV)
1−4 47分 マルティン・ウーデゴール(アーセナル)
1−5 48分 レアンドロ・トロサール(アーセナル)
1−6 73分 マルティン・ウーデゴール(アーセナル)
1−7 85分 リッカルド・カラフィオーリ(アーセナル)