二輪車業界初! ヤマハがカーボンニュートラル塗装ライン「CN1」をラインオフ

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2025年03月05日 08:11  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ヤマハ発動機はカーボンニュートラルに対応した量産塗装ライン「CN1」を本社工場に新設し、2月20日から二輪車用燃料タンクの製品塗装を開始した。


新塗装ラインでは、これまで主に化石燃料を用いていた前処理や塗装、焼付、乾燥といった工程のすべてを電気エネルギーにシフトする。なお、オール電化による製品塗装ライン設備の稼働は二輪車業界初(ヤマハ調べ)だ。



従来の塗装ラインでは、塗料をはじめとする液体の加温や塗装ブースの加温・加湿、また焼付・乾燥といった各プロセスで化石燃料を用いていた。

これに対し、ヤマハが新設した塗装ラインでは、塗料メーカーとの共同による低温対応塗料の開発、コンパクトな設備設計や新たな断熱・給気リサイクル技術など、さまざまな技術要件を組み合わせることでオール電化を実現した。


また、塗装工程の革新により、従来型のラインでは実現できなかったカラー表現が可能となるなど、新たな魅力、価値の創出にもつながるほか、準備工程の簡素化による製造リードタイムの短縮、多品種少量生産への対応力向上、1部品ごとのトレーサビリティの実現、快適な作業環境による働きやすさの向上などの効果も期待できる。



ヤマハは「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」で2050年までに事業活動を含むサプライチェーン全体のカーボンニュートラルを目指している。スコープ1. 2.においてはグループ会社を含む各製造拠点におけるカーボンニュートラル実現の目標を2035年に設定しており、新塗装ラインの導入もその一環となる。(エボル)

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