水筒に入れてはいけない飲み物は? 茶渋の落とし方は? 「水筒の豆知識」をサーモスが解説

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2025年03月05日 10:21  マイナビニュース

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サーモスは2月5日、「意外と知らない!? 水筒の豆知識」を発表した。本発表は同社が実施した水筒に関する調査をもとにしたもので、調査は2025年1月28日、20歳以上の男女360名を対象にインターネットで行われた。

○水筒底の保護シートは剥がしてはいけない?



「水筒底の保護シートは剝がしても良いと思いますか?」という質問では、剥がしてはいけないことを知っている人は約半数という結果に。分からないと回答した人は16%、そもそもシートがあることを知らない人は22%にも上った。


水筒等のステンレス製魔法びん構造のアイテムは、内びんと外びんの二重構造の容器になっており、底には真空にするための封止穴が開いている。


この二重構造の容器を、大型の真空チャンバー(真空にするための専用機械)の中に入れ、1/1000万気圧以下という高真空状態の中で容器の底の封止穴を封止材で塞ぐことで、魔法びんが作られている。その封止材に外部からの衝撃が直接加わらないよう、水筒の底部を保護するために、保護シートが貼られている。一方、食洗機対応ボトルの底面は、水が入らないように金属プレートを溶接加工している。


○保温・保冷不良の見分け方



同調査では、水筒の外側まで飲み物の温度が伝わったことがあるという人は67%いることがわかった。このような水筒は保温・保冷不良を起こしている可能性があるという。



真空断熱構造の水筒が保温・保冷不良を起こしていると、水筒の外側に熱が伝わる。熱い飲みものを入れているときは水筒外側が熱く、冷たい飲みものを入れたときは冷たくなる。また、保温・保冷不良を起こした水筒に熱い飲料を入れると、やけどの原因になる可能性があるため使用しないように、とのこと。


○水筒の飲み口のタイプは5つ



同社の水筒の飲み口は、大きく5つのタイプに分けられる。飲み口のタイプによって温・冷両用や、冷使用専用など仕様が異なるという。温・冷両用の飲み口は、水筒の傾きを調整しながら飲む量を調整できるが、冷使用専用(スポーツタイプ、ストロータイプ)は、直に口でくわえて一気に飲みものを飲める構造となっており、温かい飲料を飲む際に一度にたくさんの量が出て、やけどの恐れがあるため、冷使用専用となる。


このたび2025年春夏新製品として、「飲料が面上に緩やかに流れ出る」新構造の飲み口"フルイドテック構造"を搭載した「真空断熱ケータイマグ(JOYシリーズ)」が登場した。飲み口穴の上の突起がボトルからの流出量を抑えることで、水筒をどの角度にしてもなめらかに出てくる構造となっている。


○水筒(ステンレス製)に入れてはいけない飲料が!?



同調査において、「水筒(ステンレス製)に入れてはいけないと思う飲料を教えてください」という質問では、1位「お酢ドリンク」、2位「炭酸飲料」、3位「酒(アルコール飲料)」という回答だった。



炭酸飲料は炭酸によってガスが発生し内圧が高まり、フタが勢いよく開くとケガの恐れがあるため水筒に入れるのはNGだという。また、果肉ジュースは果肉が飲み口の穴に詰まる可能性があるので推奨されていない。なお、乳飲料は腐敗する恐れがあるため、長時間入れることはおすすめしない、とのこと。


○正しい茶渋の落とし方は?



「水筒を使用するにあたり、どのような悩みがありますか?」という質問に対して、「洗浄に手間がかかる」「においが残る」等お手入れに関する悩みが上位となった。



そこで今回、雑菌の繁殖の原因となる茶渋汚れの正しい落とし方について解説する。



水筒の洗い方の基本は中性洗剤で洗うこと。ステンレスが傷付く恐れがあるので、たわしや研磨剤が入ったスポンジ等は使用せず、ネットスポンジ等の使用が勧められている。茶渋やにおい等が気になる場合、塩素系漂白剤を使いたくなるが、ステンレス製の水筒には使用できない。本体、またはパーツに金属部分があるとサビや故障の原因となるため、酸素系漂白剤の使用が推奨される。(Yumi's life)

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