手芸用品店「ユザワヤ」の毛糸で“かわいいアイテム”を編む様子がYouTubeに投稿されています。動画は、記事執筆時点で2万7000回視聴を突破しています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「編みあみ*たきchannel」の「たき」さん。以前には、ダイソーの毛糸で編むモモンガカーディガンが話題になりました。
今回使うのは、ユザワヤのシエナという糸1玉(200グラム)。ゆったり編みたいので、かぎ針は9号を使います。
●作り目(動画の目安 3:12〜)
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プルオーバーは、前身頃の肩回りから裾に向かって編んでいくようです。模様編みは15目×8段で1つの模様になるので、最初に鎖編みを15目編んで長さが約10センチになることを確認し、身幅を60センチにするために6模様分(15目×6)+立ち上がりの1目で計91目編んでいきます。
●1段目(4:37〜)
鎖編み3目で立ち上がって編み地を反転させ、4目めの裏山から長編みを3目編みました(最初の鎖3目と合わせて4目並んでいる状態です)。
次に鎖編みを2目編んで、2目飛ばして長編みを4目編みます。その後は鎖編み2目、長編み4目を繰り返してハシゴのような形に編みました。段の最後は鎖編み2目、長編み1目で終了です(左右対称にはなりません)。
●2段目(6:33〜)
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鎖編み3目で立ち上がって編み地を反転させます。前段で鎖2目編んだところに長編みを2目、4つ並んだ長編みの1つ目にも長編みを1目編みました。
次に鎖編みを2目編み、前段の長編み4つの4つ目に長編み、前段で鎖2目編んだところに長編みを2目、4つ並んだ長編みの1つ目にも長編みを1目編みます。
その後は同じように鎖2目、長編み4目を繰り返しました。段の最後は鎖編み2目、長編み1目で終了です。
●3段目(8:28〜)
鎖編み3目で立ち上がって編み地を反転させ、2段目と同じように編んでいきます(長方形のブロックが少しずつ重なっているイメージです)。
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●4段目(9:30〜)
扇編みに入りました。鎖編み3目で立ち上がって編み地を反転させたら、鎖編みの根元に長編みを1目編みます。
次に鎖編み3目、前段の長編みの1つ目に細編み、鎖編み3目、前段の長編みの4つ目に細編み、鎖3目、次の長編みの1つ目に細編みと編みました(鎖3目の小さな山が3つできます)。
ここから編み方が変わります。鎖を3目編んだら、前段の長編みの1つ目に長編みを3目編み入れ、鎖3目→細編み1目と編みました(大きな山が1つできます)。
その後は、小さな山3つ(鎖3目→細編み1目→鎖3目→細編み1目→鎖3目→細編み1目)→大きな山1つ(鎖3目→同じ目に長編み3目→鎖3目→細編み1目)を繰り返します。段の最後は鎖3目、立ち上がりの目に長編みを2目入れて終了です。
●5段目(12:24〜)
鎖編み3目で立ち上がって編み地を反転させたら、前段で長編みを編んだところに長編みを2目編み入れます。続いて鎖を3目編み、前段のループ(小さい山)に細編みを1目編みました。
鎖3目→細編み1目→鎖3目→細編み1目→鎖3目と編んだら、前段で長編みを3目編んでいる1目めに長編みを2目、2目めに長編みを1目、3目めに長編みを2目編みます(前段で長編みが3個だったところを5個に増やし目している状態です)。
その後は、鎖3目→細編み1目→鎖3目→細編み1目→鎖3目→細編み1目→鎖3目→長編みの増やし目を繰り返しました。
段の最後は、鎖3目→長編みの増やし目(同じところに2目)→立ち上がりの目に長編みを1目入れて終了です。
●6段目(15:05〜)
鎖編みを4目編み(立ち上がり3目+横に行く分1目)、編み地を反転させます。前段で長編みを編んだところに長編み→鎖1目→最後の長編みのところに長編み1目を編みました。
次に、鎖3目→ループに細編み1目→鎖3目→ループに細編み1目→鎖3目を編んでいきます。前段で長編みを5個編んだ部分はそれぞれに長編みを編みますが、長編みと長編みの間に鎖編みを1目ずつ入れました。
その後は、鎖3目→細編み1目→鎖3目→細編み1目→鎖3目→長編み5目(間に鎖編み)を繰り返します。段の最後は長編み3目(間に鎖編み)です。
●7段目(17:27〜)
鎖編み3目で立ち上がって編み地を反転させます。前段で長編みの間に編んだ鎖編みのところに長編み1目→鎖編み1目→同じ場所に長編みを1目入れました。
次に、鎖編み1目→前段の隣の鎖編みのところに長編み1目→鎖3目→前段のループに細編み1目→鎖3目と編みます。
前段で長編みを5つ編んだところまできたら、隙間(前段で鎖編みを編んだところ)に長編み1目→鎖編み1目→次の隙間に長編み2目(間に鎖編み)→鎖編み→次の隙間に長編み2目(間に鎖編み)→鎖編み→次の隙間に長編み1目と編みました(長編みは1-2-2-1で、全部で6目になります)。
その後は、鎖3目→細編み1目→鎖3目→長編み6目(間に鎖編み)を繰り返し、段の最後は長編み3目(間に鎖編み)となります。長編み2目(間に鎖編み)編み、立ち上がりの目に長編みを1目入れて終了です。
●8段目(20:06〜)
8段目は1つの模様の最後の段となり、波のようになっているラインを真っすぐにしていきます。
鎖編み1目で立ち上がって編み地を反転させ、根元のところで細編みを1目編みました。次に、鎖編み6目→前段の長編みの隙間で長々編みを1目編みます。
次の隙間とその次の隙間では、長々編みの2目一度を編みました(1つ目の隙間で長々編みをして最後まで引き抜かない→2つ目の隙間で長々編み→3本まとめて引き抜く)。
次に、鎖編み2目→次とその次の長編みの隙間で長々編みの2目一度→鎖編み5目→真ん中の鎖1目に細編みを1目編んでいきます(1つ目の波が真っすぐになります)。
その後は、鎖5目→長々編みの2目一度→鎖2目→長々編みの2目一度→鎖5目→細編み1目を繰り返しました。段の最後は鎖5目→細編み1目となります。
模様が1セット分編めたので重さを量ってみると、同じ編み方を4セット繰り返すには微妙に糸が足りないため、同じ編み方を3セットと、段を減らした編み方を1セット編むことにしました。
●模様編み2セット目の始め方(25:43〜)
2セット目に入るときは、鎖編み3目で立ち上がって編み地を反転させ、鎖5目のところに長編み3目→鎖2目→長々編みの頭で長編み1目→鎖2目のところに長編み2目→長々編みの頭で長編み1目→鎖2目→長編み4目(最後の目は前段の長編みの真ん中のところ)と編んでいきます。
その後は、鎖2目→長編み4目を繰り返して、1セット目と同じように2、3セット目を編みました。4セット目は変則で、ブロック1段で扇編みに入ります(最後の模様は7段で終わりにして、扇編みの曲線が出るようにします)。
●後身頃の始め方(31:04〜)
前身頃が編めたので、後身頃に入ります。前身頃の裾はピンクの糸で終わりましたが、後身頃の肩回りにピンクがくるとつながりがきれいではないので、濃いピンクの部分をよけておきます。
襟ぐり部分を開けるため、肩の部分にマーカーを付けました(襟ぐりの幅はブロック7つ分)。マーカーの位置に糸を差し込んで結び、鎖を42目編みます(1ブロック6目×7ブロック分)。反対のマーカーまできたら引き抜いて糸を切り、止めました。
●後身頃の編み方(34:51〜)
前身頃の一番端に糸を通して結び、鎖3目で立ち上がります。後身頃1段目は前身頃1段目と同じように編みました。鎖編みの部分は裏山を拾って編みます。2段目以降も前身頃と同じように編みました。
●前身頃と後身頃のつなぎ方(40:17〜)
編み地を中表にします。袖ぐりを開けるため、肩のラインから20センチのところにマーカーを付けました。裾に残っている糸で前身頃と後身頃を合わせて引き抜きます。その後は鎖2目→立ち上がりの部分で引き抜くを繰り返しました。
●袖ぐりの編み方(43:33〜)
編み地を外表に返します。鎖3目で立ち上がって、本体の長編み1個に対して長編みを2目、鎖3目に対しても長編みを2目ずつ編んでいきます(細編み部分など隙間があく場合は、長編みを増やします)。
1周編んでみて糸に余裕があるので、もう1周編むことにしました。鎖3目で立ち上がって、前段の長編みのVの字の真ん中に長編みを編んでいきます。2周目が編めたら、引き抜いて糸をカットしました。
反対側は新しい糸を付けて前身頃と後身頃をつなぎ、同じように袖ぐりを編んで糸始末をしたら完成です。
●完成品着用イメージ
完成品のサイズは、身幅60センチ弱(袖を入れると64センチ)、着丈43センチ(一番長いところ)とのこと。完成品の着用イメージはショート動画で公開しています。
シエナはすごく編みやすく、太さもあるのでザクザク編めてしまったとのこと。完成したプルオーバーは、糸のグラデーションが映えているステキな仕上がりです。コメント欄では「めちゃ可愛いですね」「編んでみたいです」「いつも分かりやすい動画、ありがとうございます」といった声が上がっています。
たきさんは、Instagramでも編み物に関する情報を発信中。別の日のYouTube投稿では、ロングマフラーの編み方や、毛糸を取り出しやすくするヤーンホルダーの“100均DIY”などを見ることができます。
動画提供:YouTubeチャンネル「編みあみ*たきchannel」
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