決済アプリの本人確認代行容疑=中国人グループに提供、男逮捕―警視庁

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2025年03月06日 12:31  時事通信社

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時事通信社

警視庁が押収したスマートフォンなど=6日午前、東京都文京区
 ショートメッセージサービス(SMS)を使った本人確認を代行し、不正に決済アプリのアカウントを取得させたとして、警視庁サイバー犯罪対策課は6日までに、私電磁的記録不正作出・同供用容疑で、ベトナム国籍の専門学校生グエン・ザー・ティ容疑者(20)=東京都荒川区東日暮里=を逮捕した。容疑を認めている。

 SMSによる本人確認は、携帯電話番号を登録後、SMSで送られてきた認証コードをアプリなどに入力する仕組み。決済サービスの利用時などに求められることが多く、第三者による成り済ましを防ぐ効果がある。

 逮捕容疑は昨年6〜12月、他人名義の携帯電話の番号や認証コードを中国人犯罪グループに伝え、渋谷区の地域通貨アプリ「ハチペイ」のアカウントを12回にわたり不正に取得させた疑い。

 同容疑者はベトナム人犯罪グループのメンバーで、不正入手した約1200のSIMカードなどを所持していた。これを使用し、ハチペイの利用に必要な携帯電話番号や認証コードを取得。中国人グループに提供して、月15万〜20万円程度の報酬を得ていた。 

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