連結部分が外れ、停車中の東北新幹線=6日、東京都荒川区(えふせんさんのXより) 6日午前11時半ごろ、東北新幹線下り上野―大宮間で、走行中のはやぶさ・こまち21号の車両連結部が分離し、緊急停車した。分離した車両は約3時間後、それぞれ大宮駅に向けて運転を再開した。この影響で、東北、上越、北陸各新幹線は上下線の全線で運転を見合わせていたが、午後2時半ごろ運転を再開した。
JR東日本によると、東京発新青森行きのはやぶさ21号(10両)には441人、東京発秋田行きのこまち21号(7両)には201人が乗車し、けが人はいない。緊急停車したのは東京都荒川区のJR西日暮里駅付近で、脱線はしなかった。運輸安全委員会は同日、鉄道事故調査官3人の派遣を決めた。
東北新幹線では、昨年9月にも宮城県大崎市を走行中のはやぶさ・こまち6号の連結が外れるトラブルが発生。JR東は、こまちの車両製造時の切りくずとみられる金属片が原因で、連結作業をやり直す際に操作するスイッチが誤作動したと発表していた。