毎日30キロの荷物運びで腰痛 →「労災は使わせないよ?僕が減給されちゃうから」と上司に一蹴され、結局クビになった女性の怒り

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2025年03月07日 06:10  キャリコネニュース

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肉体労働が必要な現場で、労災への意識の低さは致命的だ。投稿を寄せたのは千葉県の40代女性。かつて食品工場で現場作業をしていた際の出来事を明かした。

当時、職場は人手不足であり、この女性も力仕事を任されていた。しかし、職場内のえこひいきは残酷なものだった。(文:湊真智人)

「小柄で可愛らしい方や上司に気に入られている方は対象外で最終的には私1人となりました」

別の上司に相談するも「腰痛って仕事でなった証拠がないよね?」

最初の頃は「人もいないし」と不満を押し殺し、力仕事をこなしていたが……

「毎日30キロほどの荷物を(合計)何トンも積み下ろしし、帰宅後してからは家事育児に奮闘し辟易しておりました」

すると半年が過ぎた頃、疲れから腰痛が出るようになった。女性はそれを上司に相談したが、返ってきた言葉に耳を疑った。

「労災は使わせないよ? 僕が怒られて減給されちゃうからね」

この上司は女性の身体を心配するどころか、自己保身に走った。たまらず女性は「さらに上の上司」に事情を説明した。しかし返答はさらに絶望的だった。

「腰痛って仕事でなった証拠がないよね? 他の社員も包丁で手を切ったって自腹で病院行ってくれてるし労災使うと会社の評価落ちるんだよ」

30キロの荷物の積み下ろしが原因なのは誰の目にも明らかだ。会社の評価のために労災を隠蔽するのは大問題である。ほかの社員にも同様の圧力をかけていたのだろうか……。

それに留まらず、上司は「ワガママばかり言うならクビにする」と脅してきて、しかもその後、本当にクビにされたということだ。

散々な扱いをされた女性だが、現在の心境をこう書いている。

「その後本当にクビにされ腹も立ちましたが別の会社で働いて平和に暮らしております。ただ同僚の方達が心配ではありますが……」

上層部の考えが変わらないままでは、同僚らが離職するのも時間の問題だろう。ともあれ、女性は別の良い職場に恵まれたようで何よりだ。

キャリコネニュースでは「職場の理不尽すぎるエピソード」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/G1TWHA4M

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