40キロの増量で“どん底だった”元バレリーナ女性、1年で32キロ減量成功者に「自分の好きな自分でいることが大事」

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2025年03月07日 07:00  ORICON NEWS

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32キロの減量に成功したさくらさん
 15歳までは体重は38キロだったが、クラシックバレエを辞めたことで太り始め、3年で78キロまで増量したさくらさん。一念発起し、1年で32キロのダイエットに成功した彼女のビフォーアフター動画が189万再生を超える反響を呼び、「モチベになる!」「死ぬ気で努力したんやな」「努力がすごいです!」などと、コメントが寄せられた。ダイエットを決意したきっかけや成功後の心境の変化について、投稿者のさくらさんに聞いた。

【写真】32キロ減量した姿に驚愕…スタイル抜群のさくらさん

◆食べることを制限していたバレエを辞めて40キロ増量、周りの人から「太りすぎ」の声も

――1年で32kgの減量に成功したそうですが、ダイエットを決意した理由を教えてください。

【さくらさん】 バレエを辞めて、それまで食べることを制限していた白米や揚げ物、お菓子などの高カロリーのものを毎日たくさん食べるようになり、運動もしなくなり、78キロまで太ってしまいました。周りの人から「太りすぎ」「あの体型ではあの服を着ても似合わない」「可愛くない」などと言われることが多々あり、このままではダメだと思いながらもダイエットをすることはできませんでした。でも、高校2年生の頃にコロナ禍でオンライン授業となり、日々の生活時間に余裕ができ、「ダイエットをするのは今しかない!」と思って決意しました。

――食事や運動はどのようにしていましたか?

【さくらさん】 3食白米は100グラム摂り、朝は納豆めかぶご飯とゆで卵、昼と夜は揚げ物などを控えた和食ご飯で500カロリー以内のものを食べていました。飲み物はお茶、水、炭酸水といった人工甘味料が入っていない0カロリーのもの、どうしても甘いものが食べたい時は脂質がない和菓子やフルーツ、グミなどを食べていました。運動は毎日1時間のウォーキング(7〜8キロ)、3日に1回の頻度で腹筋、ツイストプランク、ヒップリフトを各100回ずつ行っていました。

――生活習慣に関しては?

【さくらさん】 毎日42度のお湯で40分くらい半身浴をする、通勤通学の時にエスカレーターを使わずに階段を使う、少し前の駅で降りて歩いて帰るなどを行っていました。ほかにも、「痩せたらやりたいことリスト」をスマホの待受にして、毎日ふとした時に見て、自分に喝を入れるようにしていました。

◆15歳から17歳で40キロの体重変動、痩せすぎも太りすぎも良くない

――ガリガリ体型と肥満体型のどちらも経験し、今思うことはありますか?

【さくらさん】 3歳から15歳までクラシックバレエを習っていたので、それまでは38キロくらいで、その後3年くらいで78キロまで太ってしまったので、15歳から17歳で体重の変動がありました。ガリガリ体型だった時は「たくさん食べたい」と思っていて、肥満体型だった時は「食べないようにしなきゃ」と思っていて、どちらも経験していま思うのは、痩せすぎも太りすぎも良くないし、食べなさすぎも食べすぎも良くないということ。きちんと食事を3食摂って、適度に運動をすることが本当の健康だと感じました。

――減量後の周囲の反応は?

【さくらさん】 仲のいい友達からは「可愛くなったね」「スタイルいいね」「本当に頑張ったね」と褒めてもらえました。また、太っていた時に気になっていた異性の方から告白してもらって付き合えたり、「可愛い」「スタイルいいね」と高頻度で言ってもらえたり、食事に誘ってもらったりすることが増えました。

――ガリガリ体型から肥満体型になった時は、周囲の反応はどうだったのでしょうか?

【さくらさん】 「あの頃は可愛かったのに」「垢入り(垢抜けの反対を表す)した」「どれだけいいものを身につけてもぜんぜん可愛くない」などと言われたりしましたね。

――ダイエット成功後の心境の変化について教えてください。

【さくらさん】 ダイエットをしたことによって体を動かすことが好きになり、今では楽しくウォーキングができています。食事も揚げ物やお菓子、ジャンクフードが好きだったのですが、そういったものよりも和食が好きになりました。

――ダイエットで失敗したことは?

【さくらさん】 早く痩せたくて、ご飯を抜いてこんにゃくゼリーだけを食べ、次の日に暴飲暴食をしてしまったり、初日からプールとジムに行って運動をたくさんして、疲れてリバウンドをしたりしたことがありました。

◆自分の好きな自分でいることが大事、ダイエットを頑張る人をサポートしていきたい

――モチベーションはどのように維持していましたか?

【さくらさん】 芸能人や街中のスタイルのいい人と自分を比べると劣等感を抱いてしまうので、昨日の自分から今日の自分がどれだけ変われたかを見るようにしていました。そして、頑張れた日は「よく頑張った!」と自分を褒めるようにしていました。あと、痩せたら着たい少し高い服を買って、「痩せなきゃこれを着れないよ!」とモチベーションをあげるようにもしていました。

――勇気づけられた言葉はありますか?

【さくらさん】 ダイエットを頑張るにつれて、たくさんの人から「痩せてきたね」「可愛くなってる!」と褒めてもらえることが、ダイエットの一番の活力になっていました。

――ダイエットで人生が激変し、振り返って思うことはありますか?

【さくらさん】 太っているから可愛くないとかダメといったことは一切なく、人それぞれ、自分の好きな自分でいることが大事だと思います。ただ私の場合、32キロのダイエットに成功して、明らかに人生が明るくなりました。着られる服ではなく着たい服が着られるので、おしゃれが楽しくなったり、「可愛い」「スタイルがいい」などとたくさん褒めてもらえたり、自分が好きな人とお付き合いできたり、自信を持って街を歩けたり、性格も180度変わってポジティブになったりしました。だから、本当に痩せて良かったと思っています。

――さくらさんは自身のありのままの姿をSNSで公表していますが、恥ずかしさなどはありましたか?

【さくらさん】 最初は太っていた過去を誰にも知られたくない、できることなら消し去りたいと思っていました。でも、私のように痩せたくてもなかなか痩せられない人やダイエットを頑張っている人の役に少しでも立てたらと思い、恥を捨ててSNSを始めました。それからは「さくらちゃんのダイエット方法を真似して10キロのダイエットに成功しました」「いつもダイエットのモチベーションにしています」などとうれしい言葉をいただき、私ももっと自分磨きを頑張ろうと思えるようになりました。

――辛辣な言葉もあった?

【さくらさん】 「あまり変わってない」といった言葉をもらうこともありますが、この人に「変わった」と言ってもらえるくらい垢抜けをもっと頑張ろうと思いました。SNSをするにあたってはメリットもデメリットもありますが、私は動画を見てくれている方がいる限りは発信し続けたいと考えています。

――最後に、今後の展望や目標を教えてください。

【さくらさん】 ダイエット経験を活かして、TikTok、YouTube、Instagramでもっと詳しく日常を発信していきたいです。そして、ゆくゆくはダイエットを頑張りたいみんなをもっと身近にサポートできるダイエットジムを作りたいです。服やアクセサリー、コスメも大好きなので、「78キロでどん底だった私でもここまで変われた!」というダイエットモチベーションになれるように、ファッション関係やビューティー系の仕事にも挑戦したいです。

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