

学校の制服や帽子にはさまざまな議論があるけれど、とにかく子どもたちの安全に寄与するものであってほしい。その願いを形にしたのが埼玉県新座市立片山小学校。創立150周年を記念して、安全性と機能性を備えた「エポカル 3WAY&マルチガード通学帽」(ピーカブー・埼玉県和光市)を先生たちが考案、導入を決めた。
通学中の児童のケガを防止し、体と肌の健康を守りたいと、紫外線対策だけでなく熱中症対策や通学時のケガや防災も考えた帽子を作った。UVカット素材を使い、目や肌を守るつばの長さ、6年間使えるサイズ調整機能や暗い道でも光が当たると反射する再帰反射テープがついている。
内側には軽量ヘルメットが付いていて、校長が350mlのペットボトルを落として強度を検証。小さなメッシュのポケットには、災害時の連絡先やGPSなどが入れられるようになっている。新1年生と在校生の希望者を対象に4月から導入予定だ。