自身の容姿に悩み、一時は親を恨んだという女性が“あること”に気付き……。前向きに変化した現在の姿が、SNSで感動を呼んでいます。TikTokとInstagramに投稿された動画は、記事執筆時点で計30万回近く再生されています。
●昔は親を恨んでいたという女性の現在
投稿者は、くせ毛を生かしたカーリーヘアの魅力やスタイリング方法などを発信しているCurly Girl Rin/カーリーガール リンさん。話題になっているのは、自身の容姿に関する考え方の変化をつづった動画です。
動画冒頭でリンさんは、幼少期の母との2ショットとともに「昔、親を恨んだことがあった」と告白。小学5年生で170センチだったという高身長や一重まぶた、“天然パーマ”が幼いころから「本当に嫌だった」そうで、「どうしてこんな“いらない”ものばかり受け継いでしまったのだろう」と感じていたと明かします。
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二重のりで二重まぶたを作ったり、うまくまとまらない髪と格闘したりする日々のなか、クラスメイトの言葉で傷付く場面も多かったとのこと。しかし大人に成長していく過程で、自身がコンプレックスだと感じる部分を「かわいい」と言ってくれる人もいることに気付きます。
●周囲の言葉で考えが変化
「私が憎んだこのパーツも、誰かにとっては“かわいい”かもしれない」と考えが変わったリンさんは、「親からの“いらない”遺伝子じゃなくて、親からの“贈り物”だったんだ」と思えるように。嫌いだった部分も少しずつ強みになり、大人になった現在は「不思議とどれも好きになった」とその心境を明かしました。
リンさんは投稿文で、「昔の自分が見たら驚くかもしれないけど、これが私なんだって、今は胸を張って言える」と力強く断言。動画のラストは、リンさんと母が笑顔で並ぶ2ショットで締めくくられました。
●「今の私は、自分の全てを誇りに思っています」
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リンさんはねとらぼ編集部の取材に対して、「“恨む”という言葉は強く聞こえるかもしれませんが、子どものころ、本当に自分の見た目が嫌で仕方がありませんでした。鏡を見るたびにため息をつき、どうにかして“普通”になりたいと必死にもがいていました」とコメントしています。
「だけど今振り返ると、あの苦しみはそれだけ私にとって大きな問題だったという証拠。今では、親を恨むどころか、むしろ感謝しています。この姿で生まれたからこそ、たくさん悩み、成長し、自分自身を受け入れられました。こうして普通に話せるのも、乗り越えたからこそですね」
また「私は今33歳ですが、自分のコンプレックスを強みだと感じられるようになったのは、20代後半になってからでした。10代や20代前半のころは、世界が見た目だけで成り立っているような気がしていたし、いつも誰かの目を気にしていた」と振り返り、「でも、時間が経つにつれて気づいたんです」と続けました。
「他人から見たら、私がコンプレックスだと思っていた部分は、実は“私らしさ”であり、むしろ魅力だったんだって。そして、大人になるにつれて、見た目の悩みはどんどん必要のないものになっていきました。今では、それら全てが“私”を形作る大切なピース。昔の私が聞いたら驚くかもしれませんが、今の私は、自分の全てを誇りに思っています」
●前向きな言葉に共感&感動の声が続々
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コンプレックスを乗り越えたリンさんの考え方に、コメント欄では「とても刺さりました」「泣けます」「そう思える人が増えていったら幸福度上がりますよね」「自分を愛すことが1番の美容液なんだなーとおもった」といった感動の声が。
また「この動画見て、コンプレックスもいつか受け入れて明るく前を向けたらいいなと思いました」「これからも自分を大切にしたいと思います」など、悩みを持つ人からの共感の声も多数寄せられています。
リンさんは現在、SNSを中心に、くせ毛を生かしたおしゃれなスタイリングやヘアケア、海外で流行しているカーリーヘアなどの情報を発信しています。リンさんのメソッドをまとめた書籍『もう天パで悩まない! あなたのクセ毛を 魅力に変える方法』(青春出版社)も販売中です。
動画提供:Curly Girl Rin/カーリーガール リンさん
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