【名古屋ウィメンズ】上杉真穂が自己ベストで日本人2位、東京メトロの話題で涙…

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2025年03月09日 13:18  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

4位でゴールする上杉真穂(撮影・森本幸一)

<陸上:名古屋ウィメンズマラソン>◇9日◇バンテリンドームナゴヤ発着(42・195キロ)



23年世界選手権代表の佐藤早也伽(30=積水化学)が日本人トップの2位でフィニッシュした。


上杉真穂(29=東京メトロ)は、日本人2番手の4位だった。29キロ手前で先頭集団から遅れたが、粘り強く走って、前を行く加世田梨花(26=ダイハツ)を抜いた。


自己ベストの2時間22分11秒で、世界選手権東京大会の参加標準記録2時間23分30秒を突破した。


「長い時間かけて、思いものせてつくってきた。ここで達成したい、という気持ちが大きかったことが一番だと思う」と涙を浮かべて喜んだ。


レース中盤で、遅れた場面について「きつかったあ〜、体。呼吸は大丈夫だったんですが、足が鈍くなってきて、反応できなくなってきた。風邪があってペース変化もあって、そこに対応できたのが25、26キロまで。そこからパッと上がるのに反応できなくなって。でもここから刻んで自分のピッチで押していけば、前が見えるはずだ、と耐えました」


所属が東京メトロになって結果を出し「応援してもらうばっかりで、何の結果も残せてなくて。それに答えられなくて、すごく悔しいし、情けないし、と思っていて。ようやく自己ベストを出しました、と会社に戻れるのが、すごくうれしいです」と泣き笑いの顔を見せた。【益田一弘】

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