
X(旧Twitter)ユーザー・ひなてまリンさん(@hina20221019)は、三毛猫の女の子「ひな」ちゃんと暮らしています。2022年10月、生後2カ月だったひなちゃんを迎えた飼い主さん。初めての猫との生活に戸惑いながらも、家族の一員として深まっていく絆と、今も続くかけがえのない日々を紹介します。
偶然の出会いと保護への決断
ひなちゃんとの出会いは、突然訪れました。
ある日、飼い主さんのもとに「夫の勤務先の敷地内で母猫とはぐれたらしい子猫がひとりで鳴いている。誰か飼える人を探している」との連絡が入ったのです。
「当時、動物と暮らしたいと思っていて、一軒家に引っ越したばかりでした。迷わずふたつ返事で『引き受けます』と答えました」
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そして、お迎えに向かった日。初めてひなちゃんの顔を見たときの衝撃は、今でも鮮明に覚えているといいます。
「そのあまりの美しさに驚きました。『こんなにかわいい子がうちに来てくれるなんて』と思いましたね」
こうして、ひなちゃんは新しい家族として迎え入れられたのです。
初めての猫との暮らしと驚きの日々
猫との生活は初めてだった飼い主さんにとって、ひなちゃんとの日々は発見と驚きの連続でした。特にお迎え当初は、ちょっとしたことでも心配になったと振り返ります。
「ひなちゃんがくしゃみをしただけで、すぐに病院へ連れて行ったこともあります(笑)。それくらい過敏になっていました」
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そんな心配をよそに、ひなちゃんは元気いっぱい。家の中を駆け回り、何をするにも人間のそばに寄ってきて、手元をのぞきこむこともあったそうです。
「料理や掃除をしていても、ずっと付いて回るので、なかなか家事が進みませんでした。でも、それがまたかわいらしくて仕方なかったんです」
猫といえば「ツンデレ」「ポーカーフェイス」というイメージを持っていた飼い主さん。しかし、ひなちゃんとの暮らしでその考えは大きく変わりました。
「ひなは人懐っこくて、自分の気持ちを全身で伝えてくれる子。猫との生活って、もっとクールで距離があるものだと思っていたんですけど、良い意味で想像とまったく違いました」
家族への深い愛情とこれからの願い
現在2歳になったひなちゃんは、一見女王様気質に見えますが、意外と空気を読む賢い子です。愛情深く、家族の中心的な存在として、日々笑顔を届けてくれています。
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ひなちゃんが家での生活に慣れたころ、新たに「てまり」ちゃんと「リン」ちゃんという保護猫たちを迎えることになりました。最初は少し緊張していたものの、徐々に距離を縮め、自ら近づいてコミュニケーションを取り、毛づくろいをしてあげるようになったといいます。
「来客があっても自分から近寄って挨拶するほど、社交的なんです。そんなところもひなの魅力です」
家族みんなに愛情を注いでくれるひなちゃんに、飼い主さんは心から伝えたい言葉があります。
「大好きだよ。どんなことがあっても、絶対に守るからね」
また、「これからも、健康でできるだけ長く一緒に過ごすために、日々の体調管理や定期的な健康診断を欠かさず続けていくつもりです。ひながストレスを感じないよう、家族も穏やかに笑顔で過ごしていきたい」とも話してくれました。
飼い主さんとの絆を深めてきたひなちゃん。これからも、温かい家族のもとで、たくさんの愛情を受けながら、幸せな日々を紡いでいくことでしょう。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)