2月の中国物価、0.7%低下=1年1カ月ぶりマイナス

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2025年03月09日 15:01  時事通信社

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 【北京時事】中国国家統計局が9日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.7%低下した。マイナスは昨年1月以来1年1カ月ぶり。デフレ懸念が一段と強まっており、政府も危機感を強めている。

 中国では景気の冷え込みを背景に、個人消費に強い下押し圧力が加わっている。統計局は2月のCPI低下について、春節(旧正月)の時期がずれた影響が大きいと説明。「物価が緩やかに上昇する流れは変わっていない」との認識を示した。

 ただ、春節の影響をならした1〜2月で見ても、前年同期比0.1%のマイナスだった。

 中国政府は今月5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で2025年のCPI上昇率目標を前年の「3%前後」から「2%前後」に引き下げた。24年実績は0.2%上昇で、「政府が現実を直視した」(専門家)といった見方も出ている。

 同時に発表された2月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比2.2%低下と、2年5カ月連続でマイナスだった。 

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