江原啓之「努力しても叶わないことは、たくさんある」妊活で落ち込む相談者に届けた言葉とは？

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
3月2日（日）の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之

＜リスナーからの相談＞
現在2人目の妊活をしており、先月より人工授精にステップアップしたのですが、残念ながらまだ授かることができておりません。毎月、生理がくるたびに落ち込み「なぜ私は妊娠できないのだろう。みんなすぐにできているのに……」と悲しむ毎日でした。

そんなとき、江原さんの考え方に出会い、そしてこの”おと語り”と出会い、拝聴させていただいております。そうしたなかで私は、2人目を授からないという悲しい気持ちだけが大きくなり、日常への感謝を忘れていることに気づかされました。私や主人、娘が健康で元気に仲良く過ごせていること。これだけでどれだけ幸せなのか。先のことを考えて不安になる前に、まずは目の前にあるものに感謝することを忘れていた自分に気づき、とても反省しております。

今では、毎日寝る前や起きた後に、感謝のお祈りを心のなかでするようにしております。江原さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。私の試練だと言いながらも、きっとまた授かれなかったときには、落ち込んでしまうかもしれません。そんなときの心の持ち方をぜひアドバイスいただければ嬉しいです。

＜江原からの回答＞
世の中には、お子さんを1人すら授かれていない方もいます。人生とは、“努力すれば叶う”ことばかりではありません。努力しても叶わないことって、たくさんあるんですよね。

“努力すればなんでも叶う”と思っていると、「妊活しているのに、なぜ私は授かれないの？」という考えになってしまう。みんな誰しも、思い通りの人生を歩んでいるわけではないですよ。周りの人は上手くいっているように見えたとしても、そう“見えているだけ”です。

お子さんは授かっていても、別のことでご苦労がある場合もあるでしょう。そういう意味では、もっと奥深くを見ることができるのが本当の母性だと思います。奥深く見るということは、自分を養うということ。何事も浅い部分だけで見ていると、自分だけが不幸なように思えてしまいますけれど、世の中そういうことじゃありません。

「人事を尽くして天命を待つ」（自分ができる限りのことをしたら、あとは運命に任せる）。毎日、いま目の前にあることに感謝して、自分にとって不都合なことも前向きに、全て肥やしにして、自分を成長させる。それを忘れないでいただいたほうがよろしいかなと思います。

奥迫協子、江原啓之

●江原啓之　今夜の格言
「人生は俯瞰できてこそ吉」

＜番組概要＞
番組名：Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時：TOKYO FM／FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者：江原啓之、奥迫協子

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