ミラン、次期監督候補にアッレグリ氏が浮上…すでに首脳陣と話し合い済みで2期目の可能性も

　ミランがマッシミリアーノ・アッレグリ元監督の復帰を検討していると、8日イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

　昨シーズン限りで退任したステファノ・ピオーリ氏に代わり、パウロ・フォンセカ氏（現リヨン監督）とともに今シーズンのスタートを切ったミラン。序盤から不安定な戦いが続くと、2024年12月30日にミラン首脳陣は解任を決断した。その後はセルジオ・コンセイソン監督が就任するも、その風向きが変わったとは言い難い状況が続いている。

　そして現在はセリエAで暫定8位に位置しており、来シーズンのヨーロッパカップ戦の出場圏外にいる。第28節レッチェ戦で逆転勝利を飾ったものの、S・コンセイソン監督が来シーズンも指揮を執る可能性は低いと見られている。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「コンセイソンのミランでの冒険は今や終わりを迎える」と指摘。そして、かつてミランで指揮を執り、就任1年目でスクデットをもたらしたアッレグリ氏が、新監督の候補として挙がっていると報道した。

　さらにアッレグリ氏は、オーナーのジェリー・カルディナーレ氏と最高経営責任者であるジョルジョ・フルラーニ氏と、ミランの将来について話し合いの場を持ったとも伝えられている。

　現在57歳のアッレグリ氏は、サッスオーロやカリアリなどで監督を務めた後、2010年夏から2014年1月までミランを率いた。その後はユヴェントスで2期、監督を務め多くのタイトルを勝ち取った。

　なお、アッレグリ氏の他にも、現在マルセイユで指揮を執るロベルト・デ・ゼルビ監督や、コモのセスク・ファブレガス監督も、ミランの次期監督候補として挙げられている。