海上にある一軒家の中で、次から次へと高級魚が釣れてしまう……!? 釣り人にとって夢のような環境で釣りをする様子がYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で28万回以上再生されています。
動画を投稿したのは、エサ釣りからルアー釣りまでさまざまな釣りの様子を公開しているYouTubeチャンネル「ぬこまた釣査団」。以前には、カニカゴを使ってモクズガニの捕獲に挑戦する様子が話題になりました。
今回は、長崎・五島列島の島の1つ・中通島にある“一風変わった体験ができる民宿”で釣りに挑戦するとのこと。一風変わった体験とは、どのようなものなのでしょうか……?
自動車を運転し、カーナビに導かれて到着した先には、青く穏やかな海が広がっていました。一見すると湖のようにも見えますが、五島列島の中でも上五島南部や若松島周辺は特に地形が複雑で入り組んでいて、その地形の1つ1つが湾になっているのだとか。
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宿泊する宿は、港の中で楽しめるレジャー付きの民宿「かずおばんの家」。海上に浮かぶ建物が宿のレジャー施設になっていて、ここで釣り上げた魚を夕飯として食べさせてくれるという体験ができる民宿なのだそうです。
この建物は、真珠の養殖が盛んだったころ、漁師さんが自分たちで建てたものとのこと。現在も海岸線のあちこちに立っていて、漁に関する作業をしたりレジャー向けに転用したり、さまざまな目的で利用されているそうです。
早速小屋に入ってみると、民宿のお父さんが小屋の床板を外してくれました。そう、なんとこちらの小屋では、床板の隙間から釣りができるのです。「おー、すごっ!」と驚きつつ下をのぞいてみると、ネンブツダイ、アジ、ベラ、フグ、カンパチ、ウマヅラハギといった、ものすごい数の魚影が見えてきました。
なお、こちらの民宿では小屋での釣り体験ができますが、天気がいいときは外で釣りをしてもしっかり魚が釣れるそうです。しかし、特に天気が悪いときや寒いときは小屋の中でご飯を食べたり酒を飲んだりしつつ、ついでに釣りをする人が多いのだとか。
床板の隙間から釣りに挑戦してみると、いきなり高級魚のオオモンハタが釣れました。その後もアカササノハベラ、ネンブツダイが釣れましたが、ネンブツダイには何かの大物に食い付かれた形跡が。そのままネンブツダイをエサにして泳がせ釣りをしてみると……こちらも高級魚のキジハタ(アコウ)が釣れました。
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オオモンハタも連続でかかりましたが、サイズが小さいことからリリースすることに。その日の晩は「五島人の釣り部」の忘年会に参加し、島の幸をいただきました。
翌日。予報では島の定期便が欠航するほどの悪天候でしたが、小屋の中でなら問題なく釣りをすることができそうです。1投目からオオモンハタを釣り上げ、泳がせ釣りに挑戦すると、再びオオモンハタがかかりました。
その後は、カワハギかウマヅラハギを狙うべくエサを変えてみましたが、釣れるのはベラやボラばかり。それでも「カワハギはいる!」と信じて釣り続けた結果、大きなウマヅラハギを釣り上げることに成功しました。
さらに狙ったメジナを釣り上げ、最後には超高級魚であるクエもゲットし、この日の釣りを終了することに。釣れた魚はサイズによってはリリースし、残りは夕飯にしてもらうことにしたようです。
民泊のお母さんが作ってくれた夕飯のメニューは、マダイの鍋と自分で釣ったウマヅラハギとキジハタの煮付けでした。また、マダイの漬け丼もいただき、肉厚なマダイをこれでもかというほど堪能したようです。
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最終日。朝食として、ウインナーに目玉焼き、焼き魚にポテトサラダ、そしてオオモンハタのみそ汁という、見ているだけでよだれが出そうなメニューをいただいてから宿を後にしました。
1時間だけ外で釣りをしてから、帰宅することにします。スーパーで購入したキビナゴをエサに釣りをすると、本日も大本命のオオモンハタや大きなベラが釣れました。
最終日は釣りをする時間があまり取れませんでしたが、今後さまざまな時期の五島列島で遊んでみようと思っているそうです。季節が変わるとどんな魚がどのくらい釣れるのか、気になりますね。
なかなかできない釣り体験に、コメント欄では「こんな釣りも面白いですね」「この小屋興奮する!」「魚影が半端ないね」「高級魚がいっぱいで羨ましい」「楽しそうすぎる〜」「夢のようです」「行ってみたくなりました」といった声が上がっています。
YouTubeチャンネル「ぬこまた釣査団」では、他にも釣りの様子を多数公開中です。また、Xでも釣りに関する情報を発信しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「ぬこまた釣査団」
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