画像提供:マイナビニュースコスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモエコパワーは、建て替え工事を進めていた「新岩屋ウィンドパーク」が3月1日にFIT制度に基づく商業運転を開始したことを発表した。
○■新たな風力発電設備を備え「新岩屋ウィンドパーク」として運転開始
同発電所は2003年2月から2023年3月まで20年間にわたり「岩屋ウィンドパーク」として商業運転してきたが、建て替え工事のため一旦休止していた。今回、新たに地元地区・地権者および青森県下北郡東通村の支援を得て建替え工事を終了。新たな風力発電設備にて「新岩屋ウィンドパーク」として商業運転に至った。また2025年4月1日からはFIP制度に基づく運転に切り替え、20年間の商業運転を予定している。
同発電所の立地は海と山の自然環境に恵まれており、年間を通じて安定して風が吹いているため、全国でも有数の風力発電の適地となっている。天気が良い日には本発電所から北海道まで見晴らすことができる好立地だ。
同社では「本事業を通してコスモエコパワーは、『再生可能エネルギーの普及促進に貢献する事による、持続可能な循環型共生社会の実現』という企業理念のもと、地域の発展を常に考え、地元地域の皆様とともに様々な取り組みを進めてまいります」とコメントした。
○■発電所概要
発電所の名称:新岩屋ウィンドパーク
所在地:青森県下北郡東通村大字岩屋
設備能力:30,100kW(4,300kW×7基、パークコントロールシステムにて出力27,000kWに制限)
コスモエネルギーグループは今後も、風力発電事業の拡大などさまざまな取り組みを通じ、2050年カーボンネットゼロの実現を目指していく考えだ。(エボル)