<陸上:名古屋ウィメンズマラソン>◇9日◇バンテリンドームナゴヤ発着(42・195キロ)
23年世界選手権代表の佐藤早也伽(30=積水化学)が、2大会連続の世界選手権出場を確実にした。
9月に34年ぶりに東京で行われる世界選手権の最終選考会。日本女子歴代9位となる2時間20分59秒で日本人トップの2位に入って、選考会での最速を記録。22年ロンドンでマークした自己記録も1分14秒更新した。優勝はシェイラ・チェプキルイ(ケニア)で2時間20分40秒だった。
◆最大「3枠」 世界選手権東京大会の女子マラソン代表の選考3レースが終了した。世界選手権の出場枠は最大3。最優先となっているポイント制による選考では、参加標準記録2時間23分30秒突破の条件をクリアしている安藤の1位が確定し、9日時点で代表入りが決定。残る2枠は参加標準記録を突破した5人から、日本陸連が総合的に判断する。今大会で選考会最速となる2時間20分59秒を記録した佐藤は代表入りが確実で、残る1枠は1月の大阪国際女子で2時間21分19秒を記録した小林のほか、昨夏のパリ五輪6位で同レース2時間21分33秒を記録した鈴木も候補となる。
日本陸連の高岡寿成シニアディレクター(SD)は「勝負に対しての執着が見られた」と佐藤の力走に触れながら「複数が選考のテーブルに上がるのは、底上げができている証拠」と歓迎。有力候補の小林は早大のランニングサークル出身の新星だが「経験の浅い選手が代表になって、その経験を元に活躍するのは望むところ」と代表の可能性も示唆した。
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