
福島県は、東日本大震災の記憶と教訓を次世代に伝えようと、県内の「震災伝承施設」で「伝承カード」を3月1日から配布している。
福島県が伝承カードを制作するのは初めて。表面に施設の写真を、裏面にその施設についての詳しい説明や震災に関する情報、復興に向けた取り組みや課題などを紹介するもので、収集してもらうことで被災地域の交流人口の拡大につなげる狙いがある。また、豆知識「もっと伝承」の欄を設けており、施設・展示の紹介で伝えきれない東日本大震災の情報を掲載し、記憶の定着を図りたい、としている。
配布するのはアクアマリンふくしま、いわき市ライブいわきミュウじあむ、久之浜・大久ふれあい館など12カ所。X、フェイスブック、インスタグラムのいずれかのSNSで「3.11 伝承ふくしま」または各施設のSNSをフォローしたスマホ画面を各館スタッフに提示するとその施設の伝承カードがもらえる。
3月中旬からさらに12種類の伝承カードを配布する予定だ。
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