【問題】タカノフーズが長年大切にしてきた仕事への考え方や姿勢を集約して、どのような言葉で表現したのでしょうか? 「おかめ( )」――。
空欄に入るカタカナ英語は? 以下の4つから選べ。
(1)ウェイ(way)
(2)ルール(rule)
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(3)ポリシー(policy)
(4)ミッション(mission)
答えは「(1)のウェイ(way)」で、正答率は14.0%でした。
いきなりでびっくりされたかもしれませんが、「おかめ納豆」などを製造するタカノフーズ(茨城県小美玉市)がちょっとユニークな企画を実施しました。その名は「賞金総額1000万円の S-903 共通テスト」。
同社が保有する「S-903 納豆菌」や納豆に関する問題のほかに、国語、数学、理科、地理・歴史、外国語の中から全150問(オンラインで90分)を出題しました。全国から2765人が受験し、最高得点者には500万円、上位5人に総額1000万円を贈りました。
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テストの結果は、どうだったのでしょうか。150点満点中、平均は67点。得点率は44.6%でした。数字だけを見ると「なかなか難しそうだな。どんな問題がでたの?」と思われたかもしれませんが、受験者からはどのような声があったのでしょうか。
「図書館で納豆関連の書籍を5冊程度借りて勉強し、前日からは高校生の息子と一緒に一夜漬けの勉強をしました」(Aさん)
「1週間前くらいからタカノフーズや納豆協同組合などインターネットで情報を集めて勉強をしました。問題に関しては、源氏物語に登場する『納』の字の正しい画像を選ぶ問題が最も難しかった。どんなに勉強したとしてもそこまでは……。受験をしてみて、納豆がこんなにも奥が深いものだとは思いませんでした」(Bさん)
タカノフーズは、なぜこのようなテストを実施したのでしょうか。担当者に聞いたところ「あまり知られていない納豆のアカデミックな側面に焦点を当てることにより、納豆のさらなる魅力を知っていただきたいという思いがきっかけでした」とのこと。
テストの結果については「もともと平均得点率は低くなるだろうと思っていました。受験実施後の様子からは、得点の低さを嘆くよりも『試験実施自体が楽しかった』『勉強になった』という発信が多く見られたため、試験問題の難しさなども含め企画自体を楽しんでいただけたのではないかと思っています」とコメントしました。
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納豆の粘り強さに負けないくらい難しい問題が並びましたが、受験者たちはそれぞれの「おかめウェイ」で挑戦したようです。
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