永野芽郁もぼる塾もファン公言のシャトレーゼいそべ餅、尿意軽減効果の“真相”を泌尿器科医に聞いた

《コンサート前に大福食べるとお手洗い行かなくて済む件、人体実験を続けているのですがベストアイテムを見つけた気がします。シャトレーゼの磯辺餅》

　2月22日にXでポストされたこの投稿が、瞬く間に拡散。14万いいね、2・8万リツイートされ、長時間のライブに行く人たちや高速道路の渋滞に悩むドライバーなどから注目されている。正式名称は『風味豊かな有明海苔のいそべ餅』。小さないそべ餅が6個入りで税込み140円。コスパも最高なのである。

　昨年、女優の永野芽郁（25）がテレビ番組で同商品を「大好物でいつも購入している」と紹介。過去にはスイーツに詳しい、ぼる塾の田辺智加（41）が《シャトレーゼのいそべ餅がとにかく美味しくて大好きなの!!》と投稿し、話題を呼んだことも。

「科学的な観点からあながち嘘とはいえません」

　受験生のトイレ対策にもよく名前があがる餅。はたして本当に尿意がおさまるのだろうか。

「マラソンランナーがレース前に大量の餅を食べるのは、業界では有名な話です。エネルギーとしての糖質補給の面ももちろんありますが、尿意を抑えるという点でも重宝されているのだとか。他にカステラなどスポンジ系も尿意を吸い取るとの説もありましたが、餅のほうが効果は高いといわれています」（スポーツ紙記者）

　真実味を帯びてきたが、泌尿器科の医師に真相を尋ねると、

「いそべ餅に限らず餅で尿意が起きにくくなるというのは、科学的な観点からあながち嘘とはいえません」

　と、この説を後押しする。

「餅の原料は炭水化物。炭水化物は体内で糖質となり、グリコーゲンの原料となって水分子と結びつき体内に蓄えられる。つまり、水分を尿として体外に出さないようになるんです。だいたい5時間くらいは効果を感じられるかと思います。ただし、頻繁に食べていると効果を実感しにくくなる上に太りますのでご注意ください」（泌尿器科の医師）

　1時間に1度は尿意に襲われ、頻尿に悩む『週刊女性』記者もさっそく、いそべ餅を購入。1カップをペロリと平らげたものの、30分後には尿意が……。餅を食べる機会も少ないのにいったいなぜ?前出の医師に尋ねると、

「普段からコーヒーやアルコールなどの利尿作用が強い飲料や水分摂取量が多い人には効果はありません。餅を食べるよりも水分をとる量を制限したほうがいいでしょう」

　との回答が。田中みな実をまねて、水を1日2リットル飲む記者には効かないようだ。

　結論として、いそべ餅尿意軽減説は説として正しそうなものの、水分摂取量はほどほどに。