試験飛行する「空飛ぶクルマ」=8日、宮崎県延岡市 宮崎県延岡市で8日、「空飛ぶクルマ」の実用化に向けた試験飛行が行われた。市は災害時の医師の現地派遣や患者搬送、物資運搬などの用途で、2027年度までの実用化を目指している。試験飛行は24年3月に続き2度目。
実施場所は河川敷で、2回の試験飛行を行った。2回目の飛行では、橋が通行不能になった川の対岸に、物資を届ける場面を想定。物資に見立てた約100キロの重りを乗せた状態で、川を挟んで約1.2キロを往復した。
読谷山洋司市長は「空からの支援を一日も早く実現する必要がある」とした上で、「実用化に大きく近づいていると感じる」と話した。