2024年度の自転車保険加入率(都道府県別) 【気になる都道府県別ランキング・6】各種調査データをもとに、都道府県や市町村にまつわるランキングを紹介します。今回は、au損害保険(au損保)が15〜69歳の自転車利用者男女1万4737人を対象に実施したインターネット調査による「2024年度自転車保険加入率」です。
その他の画像はこちら●自転車保険加入を義務付ける自治体が拡大中 加入率の目標は「25年度75%」
国土交通省は、2021年に公表した「第2次自転車活用推進計画」において「自転車保険加入率2025年度75%」という目標を掲げました。こうした動きを受け、自転車保険の加入を義務付ける自治体が拡大しています。
au損保の自転車保険加入状況に関する調査は18年度から数えて7回目。これまでは自転車保険の加入率は毎年前年より上昇していたところ、24年度は初めて前年と全く同じ結果となりました。
都道府県別の2024年度自転車保険加入率は、1位京都府(75.3%)、2位大分県(72.3%)、3位埼玉県(71.8%)、4位静岡県(70.9%)、5位愛知県(70.7%)でした。上位25位までの都府県はいずれも自転車保険の加入を義務付けており、24年度に新たに自転車保険への加入を義務化した山口県は昨年度から加入率が10ポイント以上上昇し、加入率65.9%で19位にランクインしました。また、自転車保険の加入を義務化していない都道府県に限ると、青森県(60.3%)がトップでした。
自転車保険の加入義務は「被害者の保護」を目的としており、au損保は、もしもの場合に備えて、自身に合った保険の加入や見直しが重要だと呼びかけています。自転車に乗る方は年齢を問わず、ぜひ自転車保険や個人賠償責任保険が付帯した損害保険(自動車保険や火災保険)に加入しましょう。(BCN・嵯峨野 芙美)