3月の食品値上げは2343品目に。最も多いのは「冷凍食品」など加工食品

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2025年03月10日 19:31  All About

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帝国データバンクの調査によると、3月に値上げされる食品は2343品目に上ることが分かりました。2025年の食品値上げは、食品メーカーがこれまでに発表したものだけで既に1万品目を超える見通しです。この記事では3月から冷凍食品などを価格改定する食品メーカーを紹介します。
帝国データバンクの調査によると、3月に値上げされる食品は2343品目に上ることが分かりました。2025年の食品値上げは、食品メーカーがこれまでに発表したものだけで既に1万品目を超える見通しです。

3月に値上げされる食品は、加工食品が1381品目、酒類・飲料が534品目、乳製品が284品目となっています。

・加工食品(冷凍食品、チルド麺、缶詰、レトルト食品など)……1381品目
・酒類・飲料(ジュース、果汁飲料、炭酸飲料など)……534品目
・乳製品(チーズ、ヨーグルト、バターなど)……284品目

3月の値上げでは、加工食品の品目数が最も多くなっています。特に、冷凍食品やレトルト食品などの手軽に調理できる商品は家庭での利用頻度も高く、食卓や家計に大きな影響を与えそうです。

3月から「冷凍食品」などを価格改定する食品メーカー

画像出典:株式会社帝国データバンク

例えば、「大きな大きな焼きおにぎり」や冷凍シーフードなどを販売する株式会社ニッスイは、家庭用冷凍食品33品目を値上げします。値上げ率は約3〜30%です。また、「ギョーザ」「ザ★シュウマイ」などで知られる味の素冷凍食品株式会社は、業務用製品のほか、家庭用製品54品目を3〜10%値上げします。

「よくばり御膳」シリーズなどを展開する株式会社ニップンは、冷凍食品17品目を約8〜13%の範囲で値上げすると発表しています。さらに、「ソースとんかつ」をはじめとしたお弁当用おかずの冷凍食品や冷凍野菜、「ミックスピザ3枚入」などを提供するマルハニチロ株式会社は、冷凍食品51品目を値上げします。値上げ率は約3〜11%です。

各社とも、原材料価格の高騰、エネルギーコスト、物流費の増加、人件費の上昇などを価格改訂の要因としており、企業にこれらの負担が続けば、今後も食品値上げが続く可能性もあります。

なお、帝国データバンクの調査では、2025年の値上げ品目数は年間で累計2万品目近くに達する可能性があると予測されています。
(文:All About 編集部)
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