横浜で買いたい「バウムクーヘン」4選! しっとり派? ザクザク派? 絶品名店巡り

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2025年03月10日 20:21  All About

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横浜で食べたい、絶品バウムクーヘンを紹介します。昔ながらのしっかりとしたタイプから、進化系の超しっとりタイプまで、4店舗をピックアップ!
名店から新店まで、横浜で食べたい、バウムクーヘンを紹介します。昔ながらのしっかりとしたタイプから、進化系の超しっとりタイプまで、4店舗をピックアップ!(画像は全て筆者撮影、価格は取材時のもの)

「バウムクーヘンの日」が3月4日に制定された理由とは?

3月4日は「バウムクーヘンの日」。2010年にバウムクーヘンでおなじみの「ユーハイム」によって制定されました。1919年3月4日、初めて日本でバウムクーヘンが販売されたことにちなんでいます。その日本初のバウムクーヘンを焼いたのが、同社の創始者であるカール・ユーハイムさんでした。

今でこそ、ユーハイムは神戸を代表する洋菓子店ですが、実は、ユーハイムさんが1922年にオープンした日本1号店「E・ユーハイム」は、「横浜市中区山下町60番地」にあったのです!

横浜で名物店となるも、翌年の関東大震災によってお店を失ってしまいます。その後、神戸からの避難船に乗り込み、神戸へ逃れたユーハイム一家。1923年11月に「ユーハイム」をオープンしました。

神戸と同時に横浜も、ユーハイムの歴史を語る上で欠かせない場所といえます。そんな横浜で食べたい、バウムクーヘンのお店を4軒紹介します。

【日吉】リンデンバウム

リンデンバウム「バウムクーヘン 菩提樹」(小、税込1780円)

横浜でバウムクーヘンといえば、リンデンバウムははずせません。創業は1970年、地元の方に愛される名店です。店名はドイツ語で「菩提樹」。バウムクーヘンも「菩提樹」とネーミングされています。
手作業で焼き上げている様子が見られる

創業当時からこだわりの卵や発酵バターなどを使った生地を、回転する木の軸に一層ごとにかける、昔ながらの手作業で焼き上げています。運がよければ、ガラス越しにバウムクーヘンを焼いているところを見られますよ!
不ぞろいの層がしっとり食感の決め手

特徴は、不ぞろいの年輪。厚みのある層はしっとり感がアップするそう。ひと口食べると、しっかりとした生地でありながらしっとりとした食感、濃厚なバターの味わいに驚くことと思います。箱入りのホールは厚みの違いで「小、中、大、特大」の4種類。個包装されたタイプは、ちょっと食べたい時や手土産におすすめです。
手軽な個包装も販売(6個入、税込2100円)※バラ売りもあり

この菩提樹バウムクーヘンと生クリーム&カスタードクリームを合わせた生地にサワーチェリーで酸味を効かせた生ケーキ「リンデンバウム」も人気。

「リンデンバウム」本店情報
住所:横浜市港北区下田町4-7-15
TEL:045-562-3928
営業時間:10:00〜18:00
定休日:火、水曜
アクセス:東急東横線「日吉」駅からサンヴァリエ日吉行きのバスにて「駒ヶ橋」下車、徒歩1分
駐車場:3台(無料)
※日吉東急アベニュー 本館1階にも店舗あり

【日本大通り】パティスリーストラスブール

パティスリーストラスブール 日本大通り店にはイートインコーナーが設けられている

パティスリーストラスブールは、丸山台に本店を構える1997年創業の洋菓子店。近年は「YOKOHAMA 生どーなつ」が大人気となっています。日本大通り店は、2023年6月にオープンしました。同店の看板商品はバウムクーヘン。「REY」と「LIN」の2種類あります。
パティスリーストラスブール「バウムクーヘン REY」(1山、税込702円)※日本大通り店限定パッケージ

「バウムクーヘン REY」は、しっとりやわらかな食感が特徴。生地に千葉県産の食彩卵やカルピスバターを使用し、バニラやナツメグを加えることで独特の風味を出しています。空気を含ませながら、一層一層、絶妙な火加減で焼き上げられています。層の厚みが均等で美しい!
パティスリーストラスブール「バウムクーヘン LIN」(1本、税込756円)

「バウムクーヘン LIN」は、本場ドイツの伝統製法で焼き上げられており、波打つ独特なフォルムが特徴です。ザクザク食感を生み出すのは、和三盆糖を使った厚めのグラス。中はしっとりとしていて、ホワイトラムがほんわりと香ります。

「パティスリーストラスブール」日本大通り店情報
住所:横浜市中区日本大通5-2 シタディーンハーバーフロント横浜 1階
TEL:045-211-4320
営業時間:10:00〜19:30
定休日:施設の定休日に準ずる
アクセス:みなとみらい線 日本大通り駅 4番出口直結

【ゆめが丘】オーガスタミルクファーム

オーガスタミルクファーム「焦がしバター」(税込1700円、箱・袋代別途)

横浜市瀬谷区の「相澤良牧場」が運営する、スイーツ&カフェ「Augusta MilkFarm(オーガスタミルクファーム)」。2024年7月に開業した大規模複合商業施設「ゆめが丘ソラトス」内に出店しています。
「ゆめが丘ソラトス」1階にあるスイーツ&カフェ「Augusta MilkFarm」

出店に合わせて発売したのが4種類のバウムクーヘン(白バウム、黒バウム、焦がしバター、塩キャラメル)。相澤良牧場で育った牛から搾乳した牛乳をはじめ、神奈川県産のお米、横浜市内産の卵を使用した“地産地消”スイーツです。
きめ細かく、さらりとした口どけの「焦がしバター」

「焦がしバター」はソフトタイプのバウムクーヘン。米粉を使用した生地は、さらりとした口どけです。焦がしバターの風味としっとりとした食感が楽しめます。

「オーガスタミルクファーム」ゆめが丘ソラトス店情報
住所:横浜市泉区ゆめが丘31 YUMEGAOKA SORATOS 11階
TEL:045-827-3691
営業時間:10:00〜20:00
定休日:施設の定休日に準ずる
アクセス:相鉄いずみ野線 ゆめが丘駅直結、横浜市営地下鉄ブルーライン 下飯田駅徒歩1分

【新横浜】マイスターベース

マイスターベース「MYSTAR BAUM」(税込1998円)

「MYSTAR BASE(マイスターベース)」は、神奈川県川崎市にあるバウムクーヘン専門店。店名のMYSTAR(マイスター)は、私の星=「私のお気に入り」という意味と、ドイツ語のMeister「マイスター(職人)」の意味を合わせた造語です。2025年2月、キュービックプラザ新横浜にある「ぐるめの森」にオープンしました。
キュービックプラザ新横浜「ぐるめの森」にオープンした「MYSTAR BASE」

看板商品の「MYSTAR BAUM」は、驚くほどしっとりとした、生食感のバウムクーヘン。奥久慈卵、北海道発酵バター、北海道小麦粉、北海道生クリームなど厳選素材を使用し、高温短時間で極限までレアに焼き上げています。
レンジで少し温めると卵の風味がアップ

まずはそのままで本来のおいしさを味わった後、レンジで20秒(600wの場合)ほど温めて、卵の香りと焼きたてのようなふわふわ食感をお楽しみください。

「マイスターベース」新横浜店情報
住所:横浜市港北区新横浜2-100-45 キュービックプラザ新横浜駅 3階
TEL:045-624-8563
営業時間:9:00〜21:00
定休日:施設の定休日に準ずる
アクセス:JR新横浜駅直結

それぞれのお店で味や食感が異なる「バウムクーヘン」。ぜひ食べ比べてみてください。
(文:田辺 紫(横浜ガイド))
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