
妊娠中のメンタルヘルスによる影響
3月4日、南カリフォルニア大学(USC)ケック医学校(アメリカ)は、プレスリリースにて、妊娠中のメンタルヘルスが産後の健康に影響を与えると発表した。
妊娠中のストレスが大きく、抑うつ状態が強い場合、産後1年間は血圧が上がりやすい状態になるという。なお、研究論文は「Hypertension」に掲載されている。
妊娠中のメンタルヘルスと産後の健康における関係性
人間関係、家庭、仕事上の問題などによる心理的・社会的ストレスは、心血管疾病リスクを高めるといわれる。
そこで今回、研究チームは、「MADRES妊娠コホート」を用いてロスアンゼルス在住の女性225人(ヒスパニック系、低所得者)を対象に、妊娠中のメンタルヘルスが産後の健康状態に対して与える影響について検証した。
妊娠中のストレス尺度と抑うつ状態、産後4年間の血圧を測定したところ、妊娠中の精神状態と産後1年間の血圧において関連性が認められた。妊娠中のストレスや抑うつ状態が強いほど産後1年間の血圧は高くなる傾向にあった。この関係性は、産後4年以上が経過すると弱まるという。
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(画像はプレスリリースより)
Keck School of Medicine of USC
Hypertension
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