【陸上】ディーン元気、昨秋“やり投げ婚”していた 1歳下お相手の佐藤友佳さんは第1子妊娠中

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2025年03月11日 04:00  日刊スポーツ

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ディーン元気(2024年8月6日撮影)

陸上男子やり投げでオリンピック(五輪)2大会出場のディーン元気(33=ミズノ)が結婚していたことが10日、分かった。


お相手は女子同種目の19年世界選手権代表で、今年1月に現役引退した佐藤友佳さん(32)。関係者によると、昨秋に婚姻届を提出し、既に第一子を妊娠中という。


1学年差の2人は、ともにフィンランドを練習拠点としている。ディーンが昨年8月に世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)ローザンヌ大会に出場した際には、佐藤さんがコーチボックスに入ることもあった。


ディーンは早稲田大(早大)3年時の12年にロンドン五輪出場。日本勢で28年ぶりに決勝へ進出し、10位となった。その後は度重なる故障に苦しんだが、昨夏は3大会ぶり五輪となるパリ大会でカムバック。DL年間王者を決める同9月のファイナルでも、初出場で5位に入っていた。


現在はフィンランドで合宿中で、今月末に帰国予定だという。家族の存在を力に変え、3大会連続出場が懸かる9月の世界選手権東京大会(13〜21日、国立競技場)へ歩みを進める。


佐藤さんは日本歴代3位の自己記録(62メートル88)を保持するスロワー。東大阪大敬愛高でやり投げを始め、11年アジア選手権では銅メダルを獲得した。


東大阪大卒業後は幼稚園の職員として働きながら競技を続け、18年から実業団のニコニコのりに所属。19年に世界選手権ドーハ大会に初出場し、翌20年の日本選手権では北口榛花を破って初優勝した。


近年は故障の影響もあり、1月にインスタグラムで現役引退を表明していた。


◆ディーン元気(げんき)1991年(平3)12月30日生まれ、神戸市出身。平野中−市尼崎高。高校時代に全国高校総体でやり投げと円盤投げの2冠。早大進学後、やり投げに専念した。3年時の12年に日本選手権優勝、同年ロンドン五輪10位。世界選手権は22年9位、23年予選敗退。3大会ぶりに出場した24年パリ五輪は、決勝進出ラインまで43センチ差で予選敗退となった。同9月のDLファイナル5位。自己ベストは日本歴代4位の84メートル28(12年4月、織田記念国際)。父は英国人のジョンさん、母博子さん。趣味は釣り。182センチ。ミズノ所属。


◆佐藤友佳(さとう・ゆか)1992年(平4)7月21日生まれ、広島県福山市出身。一ツ橋中−東大阪大敬愛高−東大阪大。09年世界ユース選手権代表。11年アジア選手権3位。18年からニコニコのり所属。同年から全日本実業団選手権で2連覇。19年世界選手権代表。20年日本選手権優勝。23年全日本実業団優勝。25年1月に引退。自己ベストは日本歴代3位の62メートル88(19年6月、日本選手権)。162センチ。

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