田中将大「自分に何ができるのかを考え、行動していきたい」東日本大震災から14年、移籍しても「東北への思い変わらない」

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2025年03月11日 05:00  TBS NEWS DIG

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楽天から巨人に移籍した田中将大(36)が、東日本大震災から14年を迎え、球団を通じてコメントを発表。「これからも自分に何ができるのかを考え、行動していきたい」と東北への思いを伝えた。

2011年3月11日、プロ5年目を迎えた田中は、兵庫県で試合をしていたチームを離れ、次戦の先発準備のために新幹線で横浜へ移動中だった。仙台に戻ったのは約1か月後の4月7日。津波被害の被災地を目の当たりにした田中は、言葉を失った。

その年、田中は19勝をマーク。そして、2013年には28試合に登板し、開幕から24連勝(0敗)のプロ野球新記録を樹立した。楽天は日本シリーズに進出し、第6戦に先発した田中は、9回160球の熱投も敗戦投手に。しかし、第7戦の9回に抑えとして登板し、チームは球団創設初となる日本一に輝いた。球場全体での“登場曲の大合唱”は今も語り継がれている。

2014年にメジャーリーグのヤンキースに移籍したが、オフには被災地への訪問を続けてきた。今季は新天地の巨人に移籍したが、「僕を育ててくれた東北への思いは変わりません」と田中。「プロ19年目も1試合1試合、1球1球に気持ちを込めて投げていきます」と、被災地へ変わらない思いを届けた。


【田中将大コメント全文】 
 「2011年3月11日は、楽天でプロ5年目のシーズン開幕を迎えようとしていた時期でした。宮城に戻り、訪れた被災地の光景は今でも忘れられません。東北の皆さんに何とか勝利を届けたい、何かを感じていただけるプレーをしたいという思いで戦い、日本一になった2013年。その時の日本シリーズで対戦した相手でもあるジャイアンツで、今シーズンを迎えます。ユニホームは変わりましたが、僕を育ててくれた東北への思いは変わりません。震災を風化させないために、これからも自分に何ができるのかを考え、行動していきたいと思います。プロ19年目も1試合1試合、1球1球に気持ちを込めて投げていきます」
 

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