
11日で東日本大震災から14年を迎え、ドジャースの佐々木朗希(23)が球団を通じ「一野球選手の自分にできることは本当に限られていますが、これからも変わらず故郷と繋がっていたい」とコメントを発表した。
佐々木は岩手・陸前高田市で生まれ育ち、小学3年の時に東日本大震災に被災。父と祖父母を津波で亡くした。小学4年で母の実家があった大船渡市に引っ越し、大船渡高校で野球を続けた。
3月11日は「自分にとって特別な日」だと言い、プロ3年目の2022年は“3.11”にオープン戦に登板、2023年には侍ジャパンのメンバーとして、日の丸を背負ってマウンドに上がった。
震災から14年目を迎えた今年、現地時間の3月11日は、夢に見ていたメジャーの舞台、ドジャースのユニホームでオープン戦のマウンドに立つ予定となっている。
【佐々木朗希コメント全文】
今年は日本以外で迎える初めての3月11日ですが、自分にとって特別な日であることに変わりはありません。自分が小学生だったあの日から14年という月日が経ち、今こうしてアメリカで新しい挑戦をさせてもらえていることに、これまで支えてもらった沢山の人たちに改めて感謝の気持ちでいっぱいです。故郷では新たな自然災害が発生し、多くの方が被災されたことに胸を痛めています。一野球選手の自分にできることは本当に限られていますが、これからも変わらず故郷と繋がっていたいと思います。
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