夜ドラ『バニラな毎日』第29話より(C)NHK 俳優の蓮佛美沙子が主演を務めるNHK夜ドラ『バニラな毎日』(総合、月〜木 後10:45ほか)の第29話が、10日に放送された。以下、ネタバレを含みます。
【場面カット】不自由な手を使いながらホイッパーを扱う白井(蓮佛美沙子) 原作は賀十つばさ氏の同名小説。こだわりの洋菓子店の経営がうまくいかず、店を閉めることになった白井葵(蓮佛)。そこに現れたクセの強い料理研究家・佐渡谷真奈美(永作博美)から持ちかけられたのは、「お菓子教室」。大阪の小さな洋菓子店の厨房で開かれるお菓子教室にやってくる、さまざまな生徒とのふれ合いを描く。五感を刺激するお菓子の魔法が、孤独な人たちの心の渇きを癒やすスイーツ・ヒューマンドラマとなっている。
不安を抱えながらもステージに立ち、全力で思いを込めて歌う静に、心を揺さぶられた白井。右手が不自由でも作ることができるものがあるはずだと懸命に考えるようになる。むしろ、右手が不自由だからこそ、新たなアイデアでお菓子を作り始める。
厨房にやってきた佐渡谷が見守るなか、白井がパティシエとしての感覚をフルに生かして作りあげたのは「バニラアイスクリーム」。その味わいに佐渡谷は感銘を受ける。その工夫を嬉々として説明する白井は「この手にならなかったら気付かなかった」と語り、「アイス屋さんにする妄想が止まらない!」と意欲を見せた。
そんな白井にネットでは「ここでバニラかー!」「白井さんの原点は『バニラ』なんだろうな」「アイスクリーム作る白井さん見てて涙ぐんでた」といったコメントが寄せられた。