『青の祓魔師展』より(C)加藤和恵/集英社 (C)ORICON NewS inc. 漫画『青の祓魔師』(青エク)の原画展『青の祓魔師展』が、11日から東京・松屋銀座8階イベントフロアで開幕した。それを前にメディア向けの内覧会が開かれた。
【写真】まるでギャル?なメフィスト・フェレスと足元に眠るクロ 本展は、漫画『青の祓魔師』の連載15周年を記念して開催。原作者・加藤和恵氏による直筆原稿の数々を余すところなく展示すると共に、同氏による解説も交えて、燐たちが歩んできた物語を振り返る。
展示コーナーは物語の段階ごとにセクション分けされており、それぞれコンセプトに沿ったデザインの展示に。燐が祓魔師を目指すはじまりの「覚醒篇」から、燐と雪男の兄弟の絆やサタン率いる悪魔軍との戦いを描いた「無双篇」まで、数々の名シーンがよみがえる。
美麗な直筆原稿が掲げられた壁面には名場面を取り上げたグラフィックが描かれているのみならず、コミックスのカラーを飾ったカラーイラストをステンドグラスのような装飾とともに掲示したキャラクター紹介の部屋もあり、世界観に没入できる空間となっている。
初公開となる制作資料もずらり。加藤氏だけでなくアシスタントによるコメントも添えられるなど、制作の裏側を垣間見ることができるファン必見の内容となっている。さらに、本展のために制作されたメフィスト・フェレス像がフォトスポットとして登場し、その足元には眠るクロの姿も。そのほか、開催を記念したオリジナルグッズも多数販売する。
同作は、サタンの血を引く奥村燐(おくむら・りん)が悪魔を祓う祓魔師<エクソシスト>を目指す物語。加藤氏の圧倒的な画力により、魅力溢れるキャラクターたちの葛藤や成長、悪魔との迫力ある闘いが描かれ、国内外問わず多くの支持を集めている。
同展は、きょう11日から24日まで開催されているほか、6月28日〜7月27日に愛知・名古屋PARCO、今夏に京都文化博物館で開催する。