走行中に分離したこまち車両の連結部(JR東日本提供の動画より) JR東日本は11日、東北新幹線「はやぶさ・こまち21号」の連結部が走行中に分離したトラブルを受け、取りやめていた連結運転を14日から再開すると発表した。こまち車両に電気的な異常が発生したために分離したが、詳しい原因は特定できていないといい、応急措置を施して再開する。
連結部が外れるトラブルは6日、上野―大宮間を走行中に発生。JR東によると、トラブル直後、こまち車両の連結器が、連結を外す動作を繰り返していた。このため、連結走行中に何らかの原因で電気的な指令が出ても分離しないよう、専用レバーを金具で物理的に固定することにした。
はやぶさ・こまちなどの連結と分離は盛岡駅と福島駅で行われている。専用レバーは運転台にあり、連結後に固定するという。作業により、両駅からの出発が5分程度遅れる見込み。
連結運転は、一部列車を除き14日から再開。15日からは通常ダイヤで運行する。同日から予定していたダイヤ改正は計画通り行うという。