画像提供:マイナビニュース○2024年11月にiPad miniとApple Pencil Proを買いました
今年(2025年)の年頭に本サイトで公開された【2024年コレ買った!】の記事で、iPad mini(A17 Pro)とApple Pencil Proを買ったことを書きました。
その記事で、iPad miniの本体カラーを見るためにApple Storeに行った際にストアのスタッフさんとかわした会話を紹介しました。その部分を引用します。
「iPad miniをご検討中ですか?」
「はい、購入することは決めてるんですけど、どの色にするか迷っていて。皆さん、色ってどうやって選んでるんですかね?」
「そうですねえ、いちばんの理由は気に入った色だと思いますが、すでにお持ちのデバイスと色を合わせてお揃いにする方もいますね」
○刻印を入れて、オンラインで注文しました
年頭の記事ではここまでしか書かなかったのですが、実はこの会話には続きがあります。
スタッフさんに「色を合わせてお揃いにする方もいますね」と教えてもらった私は、
「そうなんですね。お揃い、いいですね。刻印を入れたいので、色をもうちょっと考えてから、オンラインで注文します!」と答えて、Apple Storeを後にしました。刻印は可能な限り、入れることにしているのです。
こうしてiPad miniの色を決め、Apple Pencil Proも一緒にオンラインで注文して、届いた製品がこちらです。
iPad miniの刻印は、モデル名、注文日、ストレージ容量、購入価格です。Apple Pencil Proは注文日と購入価格です。
年頭の記事では、話がそれる上に長くなりすぎてしまうため、刻印には触れませんでした。そのため、その記事では画像加工で刻印を消した写真を掲載しました。ご了承ください。
○数字を覚えるのが苦手なので、ほんとにありがたい刻印です
さて、この刻印。ヘンテコであることは承知していますし、価格を入れるなんて品がないと自分でも思います。これを見た人から「お店の展示用みたい」と言われたり。でもこれが、私にとってはほんとに便利なのです。
まず、テクノロジー系のライターという仕事柄、比較的頻繁にデバイスを購入し、動作確認などのために古いデバイスも手放さずに持ち続けていることが多いため、手元にあるさまざまなデバイスを整理、識別するのに役に立ちます。
そして、これまた仕事柄、質問を受ける機会がよくあります。
「これ、どのモデル?」
「いつ買ったの?」
「容量いくつ?」
「これはいくらで買えるの?」
などなど。
たいへんお恥ずかしいことに私は数字を覚えるのが苦手で、自分のデバイスであってもスペックや価格をまったく覚えていません。誰かから質問を受けた際にも自分で原稿を書く際にも、こういう刻印があると助かります。
○過去にはこんな刻印を入れていました
そういうわけで、Appleの刻印サービスが始まってからずっと、入れられるのであれば入れてきました。仕事の都合で1日も早く新しいデバイスを入手しなくては、という場合には刻印はあきらめるのですが。
この記事を書くにあたって、手元にあるこれまでの刻印入りデバイスをあれこれ見直してみました。
何かの記念やギフトのメッセージ、座右の銘などのお気に入りのフレーズを刻印するのは素敵ですし、家族の中で誰の持ち物かを区別するために刻印を入れることもあるかもしれません。おそらくこのあたりが刻印の主な用途ではないかと推測します。
私の場合は前述の通り、デバイスの整理や管理に役立てているので、できることならiPhoneやMacにも刻印を入れたいのですが、入れられないんですよね。なぜでしょう……? 編集部を通じて日本のApple広報に問い合わせましたが、その回答は得られませんでした。
小山香織 ライター、インタビュアー、翻訳者、トレーナー。Apple 製品やビジネス系アプリケーションなどに関する著書多数。近著に『iPadマスターブック 2024-2025 iPadOS 17対応』(マイナビ出版)。マイナビニュースでは連載「iPhoneユーザーのためのMacのトリセツ」のほか、インタビューや取材記事を執筆。 この著者の記事一覧はこちら(小山香織)