画像提供:マイナビニュース旭化成ホームズは3月10日、「収納の満足度調査」の結果を発表した。調査は2024年12月、戸建住宅に住む25歳〜74歳の既婚男女1,000名を対象に、Webアンケート方式にて行われた。
モノを「手放す」ことを考えるタイミングを聞いたところ、「片づけをしたくなった時」(37.0%)がトップに。一方でこれを末子の学齢別にみると、小学生や中高生では、新学年や新学期が始まる「3月・4月」が3割強という結果に。
また、くらしに「満足している」人の割合を調べたところ、収納に満足している人は95.1%、収納に満足していない人は18.2%と、大きな差が。収納の充実がくらしの満足度に影響を与えていることがわかった。
収納の満足度を向上させるためには、「ゴール設定=理想とするくらしやインテリアをイメージ」「整理=モノの取捨選択」「収納」「インテリア」という4つの視点が影響していると考えられる。
そこで、これら4つの視点を、7つの指標(ゴール設定:1、整理:2、収納:3、インテリア:1)で分析したところ、「整理」の指標のひとつである「モノを手放すことが得意・苦手」で最もポイント差(27pt)があったことから、モノを手放すことの得手不得手が収納の満足度に強く影響を与えていることがわかった。
次に、モノを手放す際の基準の有無について聞いたところ、モノを手放すことが「得意」な人の77.8%が「モノを手放す際の基準」を持っており、苦手な人の29.4%を大きく上回った。
モノを「手放す」ことが「得意」な人は、「大人の衣類」を手放す際に「1年以上使っていない」ことを基準としている人が40%いるのに対し、「手放す」ことが「苦手」な人の54.4%は「物理的な限界が来るまで手放さない」という実態が明らかに。また、モノを手放すことが「得意」な人ほど、フリマアプリやネットオークション、店頭の不用品回収BOXといったリサイクル・リユースを活用するなど、社会全体でのモノの循環を意識している人が多いよう。
さらに、モノを手放すことが「得意」な人の5割近くは、手放すモノを子どもに選ばせるなど「子どもの意見や価値観を尊重」したり、「子どもが片づけやすいように収納の工夫」をしたりする割合が「苦手」な人より2割近く多く、自分の子供を上手に巻き込んでいる実態がうかがえる結果となった。(CHIGAKO)