「すずは
保護した場所に猫嫌いの人がいて石を投げられたことがあるそうで人間が怖いというトラウマを抱えてしまっています
体調が良くなったので人馴れ修行再開
もうすずはに石を投げる人はいないんだよ、大丈夫、大丈夫」
人間をひどくおびえるという子猫の「すずは」くん。生後8カ月の男の子です。昨年11月、宮城県仙台市太白区茂庭台（もにわだい）で保護されました。保護したのは、地元で保護猫活動などに取り組むボランティア「茂庭台にゃんこ〜おうち見つけ隊〜」さん（@nyarome_grgrgr）。保護したことをX（旧Twitter）に報告しました。すずはくんは、過去に猫嫌いの人から石を投げられた経験があるとか。保護時はとてもおびえ、警戒していたそうです。
「子猫がいるとの情報があり、寒い冬が来る前に保護しようと思いました。また猫嫌いな方がいて石を投げる方がいる場所だと聞いていたので…捕獲器ですずはくんとかずはくん兄弟一緒に捕まえることができました。幸いにも2匹ともけがはしていませんでしたが、人間が怖いという思いが強かったようで2匹とも固まっていました」
なぜすずはくんたちは人間を怖がっているのか？ それは保護した場所周辺に猫が嫌いな人がいて、会うたびに石を投げられていたから。何も悪いことをしていないのに…猫がそこにいるというだけで人間から敬遠されていました。
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人間が怖いけれども…優しい里親さんに出会うため、“人馴れ修行”中
保護後、2月中旬から保護猫全頭に胃腸炎症状が出てしまい治療中だったという、すずはくん。今は徐々に元気になって優しい里親さんに出会うため“人馴れ修行”に取り組み中。茂庭台にゃんこさんは「性格はやはり人間不信が強く攻撃的なところがまだあり臆病です。ですが、ちゅーるが大好きなので、ちゅーるに気を取られている隙にいつも触ってます」と話してくれました。
また人間を怖がるすずはくんの投稿には、ケージの中で頑張ってちゅーるを食べる様子もリプライの動画に映し出され、保護に感謝やすずはくんへエールを送るコメントが多数寄せられています。
「保護してくれたことには感謝しますが、なぜ石を投げる必要があるの？ でも幸いにして生きていてくれてよかった」
「石を投げた人に大きな石が当たりますように」
「何と、こんな可愛い子に石を投げるとは 人馴れ修行よろしくお願いします」
「怖かったね もう大丈夫だね ありがとうございます」
「たくさん撫でられた後は大好きなちゅーるをぺろぺろ」
◇ ◇
「茂庭台にゃんこ〜おうち見つけ隊〜」さんは、2021年12月から個人で保護猫活動をスタート。 茂庭台の野良猫全頭のTNR（Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す）が第一目標、茂庭台の野良猫全頭の保護・譲渡が最終目標とし活動しているとのこと。いつか譲渡型の保護猫カフェを開くのが夢だとか。毎月第2・4土曜日は保護猫譲渡会開催。2月26日時点で累計譲渡頭数55匹、累計TNR頭数47匹、預かりボランティアさん宅にいる猫を含め現在22匹保護しているそうです。
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（まいどなニュース特約・渡辺 晴子）
コラム
