なぜ? アウターの“前”を閉じると急にダサくなる問題。 閉じてもおしゃれ見えする「4つの対策」は

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2025年03月12日 16:10  女子SPA!

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みなさんこんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。突然ですがみなさん、ファッションにおいてこんな疑問を感じたことはないでしょうか。3月のコーデを参考にしようと思って雑誌やSNSをチェックするも、ほとんどのモデルがアウターを前開きしている問題。「いやいや……まだ寒いって! 無理だって!」と心の内でツッコミを入れたくなる気持ち、スタイリストである筆者でさえも良く理解できます……!

そこで今回は、アウターを前閉じしていてもおしゃれに見えるコツ、ダサ見えしないテクニックをご紹介します。

◆これは絶対NG! アウター前閉じのダサ見えポイント

アウターの前閉じコーデでダサ見えが発生する原因は以下3つです。

・配色が暗すぎる
・半端な丈のアウターとボトムス
・全体的に樽っぽさのあるシルエット

アウターを前閉じすると当然ながらトップス部分が全く見えないので、配色が単調になりやすいです。差し色がないと全体を通してみたときに華やかさが足りず、野暮ったい印象に。

◆アウターを着てから、鏡で全身をチェックして

また、ハンパな丈のアウターも要注意。とくにふくらはぎ丈のダウンコート、ステンカラーのハーフコートはボトムス合わせのバランスが難しく、ダサ見えしてしまうことも多いので気をつけて。

そして全身を引きで見たときに、お腹周辺に丸みが出るような樽っぽいシルエットだとダサ見え・太見えしやすいです。アウターを前閉じしているぶん、コーデのシルエットに注目されやすく樽っぽい見た目になっている方が多発しているので全身鏡でそうなっていないかもチェックしましょう。

◆前閉じしてもおしゃれ見えするアウターコーデとは?

アウターを前閉じした状態でおしゃれに見せるには、以下のポイントを意識してみてください。

・襟もとから差し色をのぞかせる
・肌寒い日のダウンはショート丈orハーフ丈
・ロングコートは膝下丈+ボトムスチラ見せ
・アウターのシルエットに合わせてボトムスを選ぶ

アウターを前閉じする場合はインナーが全く見えなくなってしまうことも多いのですが、襟もとや首もとに差し色となるニットを差し込むだけでおしゃれさはかなり増します。たとえばネイビーのステンカラーコートの襟から赤いニットがチラ見えするなど。

肌寒くて首元まで温めたい時は、インナーの代わりにストールやマフラーを差し色に使ってもOKです。

◆ボリュームのあるコートは「ハーフ丈まで」

また、膨らんで見えやすいダウンコートはハーフ丈までの長さまでなら問題ありません。足首までのロング丈だとどうしてもベンチコートっぽく見えるので避けたほうがベターです。ロングコートも同様に、足首丈より、少し短めの膝下丈でボトムスを合わせるほうがスタイルアップに。

最後に重要なのがアウターのシルエットによってボトムスのボリューム感を調整することです。たとえばAラインコートのように裾が広がるタイプならボトムスもワイドシルエットでOK。直線的なストレートシルエットのコートなら、シャープでキレイめなセンタープレスパンツを。バレルコートなら、ボトムスは見せずにロングブーツでコンパクトにまとめるのが正解。

◆装飾的なアウターはなるべく避けて

アウターを前閉じすると着こなしの工夫が分かる部分が限られてきます。そうすると、アウターにデザイン性のあるものを求める方も少なくありません。しかし、デザイン性の高いアウターというのはそのトレンドが終わった後に一気に着こなしが古く見えてしまうだけでなく、コーデの組み合わせ方にも悩みがち。アウターに関しては王道でシンプルなもの、装飾過多ではないものがおすすめです。

ぜひこれらのポイントを参考におしゃれなアウター前閉じコーデに挑戦してみてくださいね!
<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105

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