プロの庭師が職人たちと協力し、依頼者宅の駐車場をリフォームをする動画がYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で27万回再生されています。
動画を投稿したのは、奈良県で外構工事や庭のリフォームをしている「いろは造園」のYouTubeチャンネル「Garden Produce TV / いろは造園」。以前には“草むしりしても翌週には元通り”の庭を本気で雑草対策する様子が話題になりました。今回は“扉を開けるたびに壁に激突する駐車場”をリフォームしていきます。
依頼者宅の駐車場でまず目を引くのは、車の真横にある立派なタイルの門柱。配置の関係上、車の出入りがしにくくて見通しも悪いため交通事故が起きる危険性もあります。
門柱の奥には、自宅へ通じる階段と土留めの壁。この壁も、後部座席側の出入りの妨げになっていました。また、自宅の玄関から駐車場へ向かう際は階段を降りた後、すぐさま直角に曲がって門扉を通らなければなりません。門は普段から開けっ放しにしているものの、急いでいるときはやや不便です。
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駐車場の真後ろにある庭には立派な木がたくさん生えていますが、落ち葉拾いなどの管理は大変。カーポートに設けられた雨どいは駐車場に直接雨水を流す構造で、勾配が緩いこともあり雨の日は駐車場のあちこちに水たまりができるそうです。
依頼者と打ち合わせして図面を作ったら、まずは撤去作業。植木を引き抜き、カーポートを取り外しました。タイルの門柱と壁はしっかりと造られていて「解体するのがもったいないぐらい」に頑丈ですが、日常生活の邪魔になっていては仕方ありません。粉じんで真っ白になりながら、一部の床などと一緒に解体していきます。
壁を壊したことで、駐車場側に出っ張っていた庭部分がむき出しに。埋設されていた電線を掘り出し、重機で土を掘り崩しました。これで撤去作業は終わったので、次は新しい土留めを造りつつ駐車場と階段を拡張していきます。
元からある物と同じ資材を使って壁や床を新設。きっちり勾配を設けながらコンクリートを複数回打ち、排水しやすい駐車場に仕上げています。階段部分に新しいタイルを貼ったらリフォーム完了です!
オープン外構に切り替えたことで駐車場が全体的に広くなり、車の乗り降りが簡単に。視界を遮っていた壁とともに、発車時の危険性がなくなりました。
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背の高い木は撤去し、管理しやすい低木だけを残しています。また、庭を狭くした代わりに階段をL字型へ拡張。形が変わったことと壁がなくなったことで、玄関から車まで最短距離で行き来できるようになりました。
そして、カーポートも間口がより大きい物に新調。敷地内にあるU字溝へ水が流れるように管を通してあります。しっかり設けた勾配と併せて、排水性の高い駐車場に仕上げました。
不便な点を一気に解消させた駐車場のリフォームに、コメント欄では「めちゃくちゃ素敵になりましたね」「きれいで機能的!」「広くなってスッキリしましたね」「開放感が半端ない素敵なエントランス」「びっくりするくらい広くなりましたね」「素晴らしい仕事」といった声が上がっています。
いろは造園は、失敗しない庭作りや無駄のない外構工事のノウハウを、YouTubeチャンネル「Garden Produce TV / いろは造園」のほかにXやInstagramでも紹介中です。
動画提供:YouTubeチャンネル「Garden Produce TV / いろは造園」
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