アトレティコを率いるシメオネ監督 [写真]=Getty Images アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)敗退に悔しさを滲ませた。12日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
CLラウンド16・セカンドレグが12日に行われ、アトレティコ・マドリードは本拠地『エスタディオ・メトロポリターノ』にレアル・マドリードを迎えた。敵地でのファーストレグを1−2で落としたアトレティコ・マドリードは、開始早々からわずか28秒でコナー・ギャラガーが先制点を奪取。しかし、追加点を奪えぬまま延長戦を終えると、PK戦ではフリアン・アルバレスとマルコス・ジョレンテが失敗し、ベスト8進出を逃した。
またしても“宿敵”を倒すことができなかった。CLでの顔合わせは2度の決勝戦を含めて今回が5度目だが、いずれもレアル・マドリードが勝利。ここ数年間はラ・リーガで好成績を残し続けているが、欧州最高峰の舞台では何度も“白い巨人”の高い壁に阻まれている。シメオネ監督は「我々は非常に良い試合をしたし、信じられないような戦いを見せた」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。
「いくつかの場面で追加点を挙げることができたと思うが、選手たちを誇りに思う。模範的な戦いができたので満足している。確かにレアル・マドリードに勝利することはできなかったが、彼らは我々との対戦で毎回苦戦している。エネルギー、パワー、努力、チームプレーを駆使して素晴らしい試合をすることができた。非常に優れた選手たちを擁するチームをコントロールできていたと思う」
「敗退を受け入れるのは容易ではない。我々は全力を尽くし、拍手に値した。ファンは試合中ずっと応援してくれていたし、素晴らしい一日だった。勝ち抜くことはできなかったが、私は安らかな気持ちで試合を終えたよ」
また、PK戦でのアルバレスのキックについても言及。2番手を務めた同選手のキックはネットを揺らしたものの、VARの確認の結果、スリップした際に軸足がボールに触れていたとして「2度蹴り」による失敗扱いとなった。シメオネ監督は「フリアンが軸足を置いて蹴った時、ボールは動いていなかった。VARがPKに介入したことなど見たことがないが、彼らはボールに触れたのを確認したのだと信じたい」と語った。
【ハイライト動画】アトレティコはPK戦で敗れCLベスト8進出ならず