ビル外壁に樹木自体が描いた“木の自画像”がX(Twitter)に投稿されました。 「よいタッチ」「芸術的」と反響を呼び、記事執筆時点で64万回以上表示され、1万8000件以上のいいねを集めています。
●今はない樹木が残していったものは……?
投稿者は、鳶・解体・雑工事請負の仕事の一方でダンサー、アーティストとしても活動している萩原富士夫さん。「かつてここに立ったいた樹木が外壁に描いたのだろう。木の自画像だ」として投稿したのは、建物の解体によってあらわになった隣のビルの壁面です。
薄いブルーの壁面では、通風口の吹き出し口周辺がすすけているのか濃いブルーになっています。そして、それ以上に目立つのがダイナミックに絵筆を動かしたような濃いブルーの跡。どうやら、これはここにあった樹木の枝葉が風で揺れることで、長い期間のうちに描かれたもののようです。ゴッホが描く木のようだ……!
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萩原さんの記憶によると、ここにあったのは木工加工の住居兼工場だったとのこと。Google Mapに残っていたというかつての姿を見ると、確かに樹木がありこのビルに密着しています。
●「芸術的」「魚拓ならぬ樹拓だ」
自然が作り出したダイナミックなアートにXでは、「良いタッチですね」「『木の自画像』、素敵なことをおっしゃいますね」「換気扇から出る油汚れを含んだ空気を浴びた葉っぱで撫で画きしたんかな」「魚拓ならぬ樹拓だ」「これはなんか芸術的だぞ」という反応が寄せられています。
また、“作者”である樹木がすでに存在しないことから、「死後にしか評価されないなんて、本当に画家ですね」というリプライも見られました。
画像提供:萩原富士夫(@fujioh3776)さん
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