
人々が寝静まった真夜中、そろそろと起き出して活動を始める動物たちがいるーーー。
この春、夜や暗闇で活動する生き物に焦点をあてた特別展「真夜中のいきもの展」が開催されることになりました。日本国内では2個体しかいない(!)大変希少なスライゴオオサンショウウオもやってくるのだとか……!!
【どんなイベント?】
さまざまな事情から、夜間に活動して昼間は休む夜行性の動物たち。また、コウモリをはじめ、日が当たらない洞窟を好んで生息する生き物もいます。
2025年3月14日から11月24日まで東京・池袋にあるサンシャイン水族館で開催される「真夜中のいきもの展」では、そうした真っ暗な環境を好む約20種類の生き物を展示するのだそう!
会場は全体的に薄暗く、動物たちが暮らす夜の森や海の中を探検しているようなワクワク感も味わえちゃう。また、暗闇を演出することで、暗い環境下で活動する動物たちの生態を観察できるようにしているんですって。
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【この展示が気になる】
生き物たちは「夜行性」「洞窟」「発光」のカテゴリー別に展示されています。
夜行性・洞窟のカテゴリーには、世界最大の両生類・スライゴオオサンショウウオが登場。昼間は隠れてじっとしていることが多いけど、夜になると大きな口で獲物をひと飲み(!)する姿が見られるのだとか……。
なお、スライゴオオサンショウウオは、日本国内には2個体しかおらず、そのうちの1個体はサンシャイン水族館で飼育されているのだそう。中国ではすでに絶滅したと考えられている大変希少な生物なんです。
そのほかにも気になる生き物が続々ラインナップされております!
・アカアシモリフクロウ
暗闇を無音で滑空! どんなに暗い夜の森でも獲物の位置を正確にとらえることができます。
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・エジプトルーセットオオコウモリ
超音波スキルで障害物を探知! 真っ暗な洞窟の中をスムーズに飛行することができます。
・ヒカリキンメダイ
眼の下に発光バクテリア由来の発光器をもっています。発光器を光らせたり消したりすることで仲間とコミュニケーション(!)しているのだとか。
ヒカリキンメダイのエリアには、発光する様子をこっそりと観察できる「のぞき穴」が設置されているみたい。どんなふうにコミュニケーションを取り合っているのか、ぜひともこの目でたしかめてみたいものです……!
【グッズもおもしろいぞ】
夜の生き物たちの生態を垣間見れる貴重な機会。友人や恋人、家族と行くのも楽しいでしょうし、ひとりでじっくり鑑賞するのもよさげ♪
ちなみに、会場内では展覧会オリジナルグッズも販売中です。カメラのフラッシュ(光)に反応するTシャツや、コーヒーなど黒いドリンクを注ぐことで生き物たちのイラストが浮かび上がるマグカップなど、本展ならではのアイテムがいっぱい!
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「真夜中のいきもの展」の通常料金は600円、森と海の生き物をプリントしたオリジナル蓄光ステッカー付き入場券(800円)も登場するようです。詳しくは参照サイトから確認してみてくださいね。
参照元:サンシャイン水族館、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch