交通事故で選手生命の危機も…ウェストハム指揮官がアントニオの復帰を後押し「小さな一歩を…」

　ウェストハムのグレアム・ポッター監督が、交通事故による大ケガからのカムバックを目指すジャマイカ代表FWマイケル・アントニオについて「小さな一歩を踏み出している」と語った。14日（現地時間）、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　アントニオは、昨年12月に自身のフェラーリを運転している際に単独の物損事故を起こし、下肢骨折の大ケガを負った。選手生命が危ぶまれるほどの負傷だったものの、34歳の実力派アタッカーは復帰に向けて着実に歩みを進めている模様だ。

『BBC』によると、アントニオは今季終了前にトップチームへと復帰する予定。ただ、ウェストハムを率いるポッター監督は「（具体的な復帰時期を）語るには時期尚早」と述べ「彼に復帰までの期限やプレッシャーをかけたくない」と、アントニオを気遣った。

　また、指揮官は「彼はためらいながらも芝生の上に出ている。体重をかけない運動を行っているんだ」と、現在のアントニオの状態についても言及。「これは小さな一歩だ。一日一日、一週間一週間、そしてその後のことはじきに分かるだろう」と、徐々に復帰へと近付いているベテランの進歩を喜んだ。