ウィリアム皇太子(写真は2023年4月のもの) [写真]=Getty Images イギリスのウィリアム皇太子が、国内のサッカー放送規則への不満を口にした。13日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
イギリスでは1部であるプレミアリーグだけではなく、ファンには下部リーグの試合の現地観戦を促すために1960年代からほとんどの試合が行われている土曜日午後の試合をテレビで放映しないという規則がある。
また、欧州サッカー連盟(UEFA)はイングランドサッカー協会(FA)から要請があった場合には放送禁止を実施しており、これは2029年まで続いているプレミアリーグの国内放映権契約で保護されている。しかし、海外の放送局にはこの規則が適応されないため、自国では放送されないものが、国外では視聴可能となっている。
このことにFAのパトロンでもあり、アストン・ヴィラの熱狂的ファンとして知られるウィリアム皇太子は不満を持っている模様で、イギリス紙『サン』で「ヴィラ・パーク(アストン・ヴィラの本拠地)に行くことは私にとって簡単なことではないけど、現地で観戦するか、テレビで観戦するか、できるだけ多くの試合を見たいと思っている」と語りながら、現地観戦できない時に試合を見られないことに苦言を呈した。
「自宅で一番大変なことは、時々テレビで試合を見つけることだ。土曜日の午後3時の放送禁止は明らかにイライラする。だが、国内では自チームのプレミアリーグの試合がまだ見られないのに、海外ではいつでもどんな試合を見ることができるというのは本当にイライラすることだ」
【画像】CLラウンド16・セカンドレグのクラブ・ブルッヘ戦を観戦したウィリアム皇太子