金鯱賞で注目の道悪巧者 出走馬で唯一「重・不良」で勝ち鞍がある一頭とは

　今週末は全国的に天気が崩れそうだ。とりわけ日曜は強い雨が降る地域が多い模様。中京の金鯱賞も道悪になる可能性が高いので、馬場が渋った場合の注目馬を紹介したい。

　ここはシンプルにメンバー中唯一、芝の重〜不良で勝ち鞍のあるアスクドゥポルテ(牡5、栗東・梅田智之厩舎)を推す。23年3月の未勝利は不良、そして2週前の前走・関門橋Sは重で勝利。スパッと切れる脚はないものの、ジワジワと最後まで脚を回せるのが強みとあって、渋った馬場は大歓迎だ。岩田望来騎手とは昨春以来のタッグとなるが、6戦して【2-2-0-2】と相性良し。今回は大幅な相手強化となるものの、馬場を味方につけての強敵撃破を期待したい。

　そして人気馬から1頭を挙げるならデシエルト(牡6、栗東・安田翔伍厩舎)だ。22年3月の若葉Sを稍重で勝利しているように、道悪は問題なくこなせる。雨を苦にして他馬の決め手が削がれるようなら、再度の逃げ切りがありそうだ。