
現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住77歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:77歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:自営業・自由業
リタイア前の年収:300万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金(加入期間不明)、厚生年金120カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万4500円老齢厚生年金(厚生年金):2万2000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:なし
「都営住宅に住んでいて家賃が安い」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由について「現在都営住宅に住んでいて家賃が安い」ことで、生活に支障は出ていないからだと説明しています。
ひと月の支出は約「4万5000円」に抑えられていて、年金だけで「毎月賄えている」そうです。
|
|
「家賃が安い分、少しでも貯金をしたい」
「家賃が安い分、少しでも貯金をしたい」と語った投稿者ですが、「一人暮らしで猫を飼っている。砂や餌代が月5000円、トリミング代、毛玉取り代で月3000円位」とあり、ペットのためには出費を惜しまない様子。いっぽうで日々の食費を抑えるために「安いスーパーで買い物をする。肉などは小分けして冷凍パック。買い物に毎日は行かない」など、工夫をしているといいます。
また実は「70歳まで車を持っていた」そうですが、「(今では)車がない生活でも、(70歳以上の都民を対象に公共交通機関を定額利用できる)シルバーパスを利用して、移動は快適」とあり、自治体の制度を利用することも、節約につながっているようです。
「いかに安く快適に暮らせるか工夫している」
今の生活においては「孫に、お年玉以外にも、たまにお小遣いをあげられる」ことが喜びなのだそう。そのほかにも「ファミレスやカフェでお茶をするのが楽しみ。服を見て買い物するのも好き。安くてカッコいい服を見つけた時はうれしい。月に1回は安い美容室でヘアカラー」と楽しみながら過ごしているようで、「いかに安く快適に暮らせるか、工夫している」といいます。
|
|
近い将来「認知症になったり、介護されるようになったら、年金だけで施設利用は(費用が)高いので、入所できないと思うと不安」と心許なさも吐露されていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)